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フラットコーテッド・レトリーバーの特徴・性格・飼い方

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ラブラドールやゴールデンと同様、賢くて人に従順なレトリーバー種のなかで、ややスレンダーな体型をした魅力的な犬種です。3種の中でも陸上での運動能力はピカイチ!フラットコーテッド・レトリーバーの特徴や性格、歴史や飼い方について、ご紹介します。

フラットコーテッド・レトリーバーの特徴・魅力 

名前の通り、滑らかな毛並みが特徴のフラットコーテッド・レトリーバー。ほかのレトリーバー種と同様、高い学習能力をもっています。それと同時に明るくて社交的、活発で飼い主さんと一緒に遊ぶのが何より好きな、愛情深い犬種です。社交性も高いので、ほかの人や犬とも仲よくなれる愛嬌たっぷりの犬種です。

フラットコーテッド・レトリーバーの歴史 

原産国はイギリスで、小型のニューファンドランドもしくはチェサピーク・ベイ・レトリーバーを祖先とすると考えられています。ラブラドール・レトリーバーとカーリーコーテッド・レトリーバーが祖先という説も。当初はイギリスの猟場管理人の飼い犬でしたが、その優れた身体能力から鳥猟犬として活躍するようになりました。第2次世界大戦末期ころには絶滅しかけていましたが少しずつ頭数が増え、現在では世界的に人気を集めるようになりました。

フラットコーテッド・レトリーバーの外見上の特徴

体高※オス59~61.5cm、メス56.5~59㎝。体重オス27~36kg、メス25~32㎏。頭部も幅が広くなく、体の幅も広くはない、スマートな体型をしたレトリーバー(鳥回収犬)。脚やお尻、しっぽには毛が長めに、また少し多めに生えますが、ボリュームがありすぎることはありません。犬種名にもあるように、美しいフラットコート(平らに生えた毛)が一番の特徴です。毛質は光沢があり非常になめらかで、耐水性にも優れています。毛色はブラックまたはレバー(濃い赤褐色)のみです。

※体高:地面から首と背中の境目付近までの高さで、人の身長に相当するもの。

※写真:まいにちのいぬ・ねこのきもちアプリの投稿写真より

フラットコーテッド・レトリーバーの性格 

フラットコーテッド・レトリーバーは底抜けに明るい、甘えん防タイプが多いです。そこにスタミナ抜群な体力が加わりますので、さらに明るい面が強調されます。不安でも、少し怖くても、甘えた表情で尻尾を振るイヌが多いので飼主は、良くイヌの様子を観察しましょう。子犬の頃から、落ち着くことを教えると非常に優れた家庭犬としての性質が形成されます。

※写真:まいにちのいぬ・ねこのきもちアプリの投稿写真より

フラットコーテッド・レトリーバーを飼うのに向いている人 

フラットコーテッド・レトリーバーは鳥猟犬だったこともあり、かなり活動的なので、散歩の時間がたっぷり取れる人に向きます。押し倒されたり、引っ張られて転倒させられたりすることもあるので、大型犬を制御できる、ある程度体力に自信がある人に向いているでしょう。飼い主さんと一緒に遊ぶことを好むので、愛情をたっぷり注げる人がいいですね。また、体が大きい大型犬なので、食費、医療費、老犬介護費などの金銭的負担がクリアできることも条件として考慮する必要があるでしょう。

フラットコーテッド・レトリーバーの飼い方 

「レトリーバー」とは“獲物を回収する”という意味をもちます。その生まれもった学習能力の高さから、沿岸で流された網を探したり、水鳥や魚を捕らえて運んだりと漁業を助ける鳥猟犬として長く活躍してきました。その一方で知的好奇心や頭を使う本能が満たされないと、ストレスを溜めてしまい、ゴミ箱をひっくり返したり物をかじったりなどのイタズラをすることも。とても賢い犬種なので、モッテコイ遊びや、タオルなどにボールやおもちゃを隠して探させるような、頭を使う遊びやトレーニングを心がけるといいですね。日常のなかでも「新聞持ってきて」などの役割を教えてあげると「家族の役に立ちたい」気持ちの強い犬種なので、イキイキと応えてくれるでしょう。

※写真:まいにちのいぬ・ねこのきもちアプリの投稿写真より

フラットコーテッド・レトリーバーのハウス・ゲージなど住む場所・飼育環境 

飼育している環境の中で入ってほしくない場所には、頑丈な仕切りなどを設置して侵入を防ぎ事故を予防しましょう。また電気のコード類や噛み傷をつけられたくない家具などには、噛み防止用の塗布剤を塗っておくことが有効です。大型犬のため加齢に伴い筋肉量が落ちると、滑りやすい床の上で重心を安定させることが困難になったり、足首などの関節等に負担をかけたりすることになります。飼育する際は、必ず滑りにくい床を選択しましょう。また大きな段差のない環境も理想的です。犬が寝る場所にはクッション性の高い敷物を敷くなどして、肘や関節部の床ずれやタコを予防しましょう。耐水性のある被毛は、つまり熱のこもった体温を発散させにくい構造でもあるので、熱中症など夏の健康管理には注意が必要です。夏場の室内は、犬がハアハアしない程度の低い温度設定をし、湿度にも気をつけて涼しく過ごさせるようにしましょう。

※写真:まいにちのいぬ・ねこのきもちアプリの投稿写真より

フラットコーテッド・レトリーバーの食事 

主食には、フードと水のみで栄養のバランスがとれるように作られている、総合栄養食を与えましょう。一般食は、栄養バランスよりも食いつきを重視しているため、主食には不向きです。フードのパッケージの裏に総合栄養食と記載されているものを選んで。犬は、成長や年齢ごとに必要とされる各栄養素の量が異なります。「子犬用」「成犬用」「シニア犬用」「大型犬用」など、年齢と目的に応じたフードを与えましょう。手作りフードは与えている物を飼主さんが把握できる安心感があり、愛犬のことを思いながら調理する楽しさもあります。しかし栄養バランスを保つのが簡単ではないため必要ならばサプリメント等で補いながら実施することをオススメします。

フラットコーテッド・レトリーバーのお手入れ・トリミング 

フラットコーテッド・レトリーバーの被毛は、なめらかでたいへん美しく、抜け毛も多いので毎日のブラッシングは欠かせません。耐水性のある下毛も密生しているので、春から始まる換毛期は、より入念なケアが必要です。運動量も多い犬種なので、散歩から帰ってきたあとなどは、ブラッシングをしたあとに絞ったタオルで体を拭くなどしてあげると、よりいいですね。

フラットコーテッド・レトリーバーが気をつけたい病気 

・股関節の形が先天的に異常な形になっている「股関節形成不全」
・膝のお皿の脱臼「膝蓋骨脱臼」
・網膜が正常に働かなくなり、夜間や暗いところで目が見えにくくなる遺伝性の病気「進行性網膜萎縮症」
・脳の構造には異常がないにも関わらず、けいれん発作が突然起こる「てんかん」
・インスリンが不足し、多飲多尿、食欲の増加、やせるなどの症状が現れる「糖尿病」
・皮膚や内臓など、体のあらゆる部分に悪性のしこりができ、命の危険もある「悪性腫瘍」

飼いやすさの目安 ※5段階評価
お散歩が楽 2
初心者向き 3
友好的   4
お手入れのしやすさ 3
訓練のしやすさ 4

監修
ヤマザキ学園大学 講師 福山貴昭先生(危機管理学修士)

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