「犬と暮らす」ということを考えたとき、できるだけ自身のライフスタイルに合う犬種を選びたいですよね。いつも一緒に遊べる犬や、子ども好きの犬など、犬種によって性格は違います。今回は、どういった性格なら楽しく過ごせるかをご紹介します!
犬との楽しい生活を思い描こう!
犬は人間に忠実で賢く、愛らしい姿で癒し、私たちをの日常を豊かなものにしてくれます。しかし、その一方で、犬を飼育するということは、病気の心配やしつけのトラブル、予防接種の費用や毎日の散歩などの「大きな責任」も伴います。もしこれから犬を飼おうと検討しているのなら、実際に飼うにあたっての飼いやすさや、自身の環境と照らし合わせた時の相性の良さを、しっかり見極めておく必要があります。
寂しがり屋な飼い主さんにピッタリ!
ペットを家族の一員として迎え入れたいと思う方は多いはずです。それが寂しがり屋な飼い主さんなら尚更でしょう。よくしつけをされた犬なら、きっと寂しがり屋な飼い主さんの心を癒してくれますよ。本項では、犬種の性格や特徴から「寂しがり屋な飼い主さん」におすすめな犬を選びました。
・たくさん抱っこでしても「抜け毛が少ない」
・愛情深く接することができる「人懐っこい」
・寂しがり屋な飼い主さんにも合わせられる「人間に忠実」
主に、上記のような点をチェックしておくと良いでしょう。
3位. ゴールデン・レトリーバー
「ゴールデン・レトリーバー」は、子どもやお年寄りに対して、とても愛情深く接します犬種です。飼い主の気持ちを察して場の空気を読むことができるので、家庭愛玩犬に適しています。人間に従順な性格を持っているので、しっかり訓練を重ねれば、盲導犬や介助犬などの分野での活躍も期待できます。
2位. ミニチュア・シュナウザー
「ミニチュア・シュナウザー」の長い口ひげと、特徴的な眉毛をもった外見は、まるで「賢者」を思わせます。柔軟性が高く、忍耐強い性格をしており、家族には愛情深く接してくれます。好奇心旺盛な性格も持ちあわせています。
1位. トイ・プードル
ぬいぐるみのような愛らしさを持つ「トイ・プードル」は、抜け毛や体臭が少なく、きちんとしつけをすれば、飼い主の指示をしっかり守る賢さを持ちあわせています。明るく温厚な性格なので、飼い主さんに遊んでもらうことをとても楽しみにしてくれるでしょう。
留守が多いお宅に向いている犬種は?
かつては、「家を留守にしていても番犬がいるから安心」といって、警戒心の強い犬を外で飼う家を多く見かけました。見知らぬ人に吠えることで、飼い主や近所へ危険を知らせ「犬が見守っている」といるという認識から、安心感を植え付けていたのですね。
しかし、集合住宅であるマンションや、庭のない戸建て住宅地では「吠える=うるさい」という苦情にもなりかねません。それでは、留守がちな家に求められる犬種とは、どういった性格が好ましいのでしょうか?
・ケージから出たい!などの「要求吠えをしない」
・トイレなどの「しつけがしやすい」
・時間が無いから散歩は短時間「多くの運動量を必要としない」
以上の点から、以下の犬種が理想だと思われます。しかし、犬は家族の一員です。少しでも留守の時間を減らし、散歩などでコミュニケーションをとってあげたいですね。
3位. キャバリア・キング・チャールズ・スパニエル
「キャバリア・キング・チャールズ・スパニエル」は、協調性が高く、初対面の人にもすぐ挨拶できる人懐っこさがあります。優しく穏やかな性格なので、しつけによって、要求吠えを抑えることができるでしょう。日々の散歩時間は比較的少なくて済みますが、時間が空いた休日は、ドッグランなどでストレス解消をさせてあげましょう。
2位. 柴犬
昔から猟犬として活躍していた「柴犬」。自ら率先して猟を行うこともあり、自立心が強い性格とも言われています。飼い主以外にはあまり愛敬を振りまく性格ではないため、忠誠心が強く、誇り高い一面も持ち合わせています。一人でいる時間を安心して過ごせるため、ハウスの中で静かに休むことができますが、運動能力は高いので、時間のある時にはたっぷり運動をさせてあげましょう。
1位. シー・ズー
「シー・ズー」のマイペースな性格は、中国宮廷で長い間大切に育てられたことから来ているのかもしれません。穏やかな性格で警戒吠えなどもあまりしないので、騒音の苦情は少ないでしょう。きちんとしつけができていれば、留守番時もおとなしく飼い主を待つようになります。
お出かけ大好き!アクティブな犬種は?
犬とフリスビーで遊びたい!一緒に走り回りたい!色々な所へ犬と出かけたい!と思う飼い主さんは多いでしょう。そんな方には、運動能力が高く、明るく活発な犬種の犬が向いています。しかし、犬の個性によってはアクティブな運動を好まない犬もいるので、個性を見極めて、できるスポーツを見つけて行きましょう。
・元気な飼い主に負けない「体力に自信あり!」
・フリスビーなどの道具を使った遊びをしたい!「好奇心旺盛」
・アクティビティを楽しみたいから「遊び方を理解する」
といった点から、以下の犬種が理想だと思われます。
3位. ウェルシュ・コーギー・ペンブローク
活発で社交性があり、友好的な「ウェルシュ・コーギー・ペンブローク」は、家族の一員となるとすぐに打ち解け、ゆかいな仲間となるでしょう。しかし、昔は牧羊犬として活動していたので「動くものがあると追ってしまう」「テリトリーに侵入したものに噛みつく」などの性質を持っている場合もあるので、適宜しつけが必要です。
2位. ビーグル
スヌーピーのモデルといわれている「ビーグル」。明るく社交的なので、他の犬や子どもたちと友達になるのが早いでしょう。興味を持つ物を見つけると、しつこいほど固執するため、飼い主がきちんとコントロールしなければいけません。スタミナもあって遊びを理解する賢さも持っているので、アクティビティを犬と一緒に楽しみたい飼い主に向いています。
1位. ミニチュア・ダックスフンド
胴長で短い足をチョコチョコ動かしながら走る姿がとても愛らしい、「ミニチュア・ダックスフンド」。その外見から「運動は苦手かな?」と思われるかもしれませんが、ミニチュア・ダックスフンドは、もともと気の強い猟犬です。
好奇心旺盛で、新しいおもちゃで遊ぶことが大好き!興味がわくと色々な所へ突撃します。家の中では、キッチンなど「入って欲しくない所」には仕切りをセットし、電気コードや犬の好奇心をくすぐるカーテンタッセルなどには、噛み防止用の塗布剤を塗布しておきましょう。思わぬ事故から犬を守ることができます。
散歩やしつけ、遊び方って難しいの?
「しつけ」という言葉は、「体罰や大声で従わせる」といったネガティブなイメージを与えかねない言葉です。確かに昔はそういったことも行われていました。しかし、日常生活をスムーズに送るには必要な教育です。
皆さんも小さい時にトイレの使い方や箸の持ち方、挨拶の仕方などを教えられてきましたよね。同じように犬にも、トイレの場所や要求吠えをしないこと、人や物を傷つけてはいけないことを教える必要があります。これは犬が快適に生活を送るために必要な「しつけ」なのです。
そして「しつけ」は、飼い主とのコミュニケーションを取る上でも重要な役割を果たします。オスワリやマテを教えながら犬との信頼関係を築き、遊びながらスキンシップを図ることができます。散歩をしながら社会性を磨くことも重要です。
こういった日常生活中で「しつけ」は完成されていくのです。「こうしなければいけない」といったことは無く、周囲に迷惑をかけず犬と飼い主が笑って過ごせることが「しつけ」に重要なこと。難しいことでは無いので、柔軟に対応し根気強く教えていきましょう。
出典・ランキング/いぬのきもち WEB MAGAZINE 犬の種類(監修:ヤマザキ学園大学 講師 福山貴昭先生(危機管理学修士))「飼いやすさの目安」より
文/HONTAKA
※性格はしつけや個体差にもよりますのであくまで目安としてください。
※写真はスマホアプリ「まいにちのいぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。