犬と暮らす
UP DATE
原因不明の脱毛症に悩まされた愛犬が、モフモフの姿に生まれ変わった!
今回ご紹介するのは原因不明の脱毛症「アロペシアX」を患った、ごんくんのお話です。
ひまわり動物病院での治療によって発毛が起きた!
「先生には、今までの経過を丁寧に聞いていただき、まず甲状腺ホルモンの数値などをくわしく検査していただきました。そして、しっかり体をシャンプーするようになど、今までの動物病院とはまったく逆のことを言われたんです(笑)」
そして、薬浴、お灸など皮膚に刺激を与える治療などを行い、先生が調合した薬をごんくんに飲ませたところ、2週間で発毛が見られることに!その後、治療を続けて4カ月で被毛がふさふさになりました。
ふわふわの毛を取り戻し、キャンプも行けるように
「ごんくんの場合、中等症程度の脱毛状態で、皮膚の状態も悪かったのですが、治療の結果2週間で発毛が認められました。治療をしても被毛が生えそろわないケースもあるなか、ごんくんは4カ月で全身の毛が生えそろった最速の例です。秋冬はホルモンの値が低下しやすいので投薬量を調整しながら治療は継続していきます。脱毛のきっかけになることがあるので、ポメラニアンはサマーカットなどをしないことがおすすめです」と北林先生。
最後にKさんは、「この病気は、不明な点が多く、診療経験が豊富な獣医師の先生も少ないんです。そのため、情報収集が大変でした。でも今、被毛が戻ったごんを見ると、あきらめずにがんばって本当によかったと思います」と語ってくれました。
※掲載の情報は『いぬのきもち』2023年5月号発売時のものです。
出典/「いぬのきもち」2023年5月号『困難と闘う!……その先のしあわせへ』
取材協力/ひまわり動物病院
写真提供/Kさん
撮影/田尻光久
取材・文/袴 もな
UP DATE