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獣医師監修｜ボーダー・コリーは抜け毛が多い？対策や掃除方法を解説
ボーダー・コリーが“抜け毛の多い犬種”というのは本当なのでしょうか。今回は、ボーダー・コリーの毛の特徴や、ブラッシングやシャンプーなどの抜け毛対策について解説します。抜け毛の掃除方法もご紹介するので、ぜひ参考にしてみてくださいね！
ボーダー・コリーは抜け毛が多い犬種？
ダブルコートで換毛期があるため抜け毛は多い
犬の毛は、皮膚を保護する「オーバーコート」と、体温を調節する「アンダーコート」の2種類に分けられます。この2種類の毛をもつ犬種を「ダブルコート」、オーバーコートのみの犬種を「シングルコート」と呼び、ボーダー・コリーはダブルコートに属する犬種です。
ダブルコートの犬種には、通常の毛周期のほか、アンダーコートが大量に抜け落ちる「換毛期」と呼ばれる時期が春と秋の年に2回訪れます。
個体差はありますが、ボーダー・コリーの換毛期の抜け毛の量は多いといわれているので、正しい知識を持って対策することが大切です。
ダブルコートの犬種には、通常の毛周期のほか、アンダーコートが大量に抜け落ちる「換毛期」と呼ばれる時期が春と秋の年に2回訪れます。
個体差はありますが、ボーダー・コリーの換毛期の抜け毛の量は多いといわれているので、正しい知識を持って対策することが大切です。
ボーダー・コリーの毛は大きく分けて2種類
ちなみに、ボーダー・コリーは毛の長さによって、「ロング（ラフ）コート」と「スムースコート」の2種類に大別できます。
ロングコートのボーダー・コリーは、ウェーブがかかったような長い毛をしているのが特徴で、スムースコートは短くまっすぐな毛をしているのが特徴です。どちらもダブルコートであることには変わりないので、日ごろからしっかりと抜け毛対策をしていきましょう。
ロングコートのボーダー・コリーは、ウェーブがかかったような長い毛をしているのが特徴で、スムースコートは短くまっすぐな毛をしているのが特徴です。どちらもダブルコートであることには変わりないので、日ごろからしっかりと抜け毛対策をしていきましょう。
ボーダー・コリーの抜け毛対策【ブラッシング】
ここからは、ボーダー・コリーの抜け毛対策を見ていきましょう。まずは、抜け毛対策には欠かせないブラッシングです。
ブラッシングの頻度
ブラッシングは基本的に毎日行うようにしてください。なお、換毛期には特に入念なブラッシングが必要となります。毎日10分程度を目安に全身のブラッシングを行い、時間があるときは1日2回程度してあげてもよいでしょう。
なお、ブラッシングの際は、犬の毛にあったブラシを使うことも重要です。
なお、ブラッシングの際は、犬の毛にあったブラシを使うことも重要です。
ボーダー・コリーにおすすめのブラシとは？
ロングコート、スムースコートともにおすすめなのが「スリッカーブラシ」です。スリッカーブラシは細いピンが密集しているのでたくさん抜け毛が取れ、もつれた毛や毛玉をほぐすのにも適しています。ただし、使い方を間違えると皮膚を傷めるおそれがあるので、使い方や力加減に注意してください。
そのほか、ロングコートなら、もつれた毛をほどいて、毛並みを整えるときなどに使用する「ピンブラシ」や「コーム」もおすすめ。スムースコートなら、肌あたりが優しい「ラバーブラシ」や、体の表面の毛を払うと同時に、毛ヅヤアップ効果も期待できる「獣毛ブラシ」も役立つでしょう。
そのほか、ロングコートなら、もつれた毛をほどいて、毛並みを整えるときなどに使用する「ピンブラシ」や「コーム」もおすすめ。スムースコートなら、肌あたりが優しい「ラバーブラシ」や、体の表面の毛を払うと同時に、毛ヅヤアップ効果も期待できる「獣毛ブラシ」も役立つでしょう。
ブラッシングの手順
- 毛にもつれなどがないかチェックしたら、スリッカーブラシを使って毛並みに沿ってブラシをかけていきます。このとき、長く一直線にかけるのではなく、小範囲ごとにサッサッと抜け毛を拾うような感じでブラッシングするのがポイント。犬が嫌がらないなら、毛並みに逆らってブラシをかけると、より抜け毛が取れます。
- 長い毛が生えている部分は、片方の手でその毛をめくり、アンダーコートを出してブラッシングしていきましょう。しっぽは、犬の後ろから毛を縦半分（左右）に分けて、手で支えながら先に向かってブラシをかけます。
- 次に犬を後ろから抱きかかえて立たせ、お腹の毛をとかします。お腹は毛が薄いので力加減には十分注意してください。おなかが終わったら、胸元の毛をブラッシング。犬の体を脇に抱え、あごを支えながらブラッシングしましょう。
- 首回りは抜け毛が多い部分です。あごを支えながら、あごの下や横、後ろもぐるっと一周念入りにブラッシングしましょう。顔は毛が短いので、嫌がるなら無理にしなくてもOK。嫌がらない場合は、比較的抜け毛の多い眉間を中心にブラッシングしましょう。
- ロングコートの場合は、スリッカーブラシをかけ終わった部位に、その都度コームをかけると抜け毛がよく取れます。コームの目の粗い方で全身をとかしてから、細かい方を使って仕上げていきましょう。スムースコートの場合は、獣毛ブラシを使って仕上げると毛ヅヤがアップします。
ボーダー・コリーの抜け毛対策【シャンプー】
毎日のブラッシングだけではなく、定期的なシャンプーも抜け毛ケアには欠かせません！ ここでは、基本的なシャンプーのやり方をご紹介します。
シャンプーの頻度
季節や個体差にもよりますが、シャンプーは2〜4週間に1回を目安にしてください。その際、長時間の拘束は犬にとってストレスとなるので、なるべく手早く行うようにしましょう。
シャンプーの手順
- 片手で犬の胸を押さえながら、犬が嫌がりにくい背中から弱めのシャワーで濡らします。このとき、シャワーヘッドを皮膚に近づけると嫌がりにくくなります。
- シャンプー液を体にかけて下洗いをします。犬の背中からシャンプー液をかけ、胸、お腹、足、頭の順で全身にまんべんなく泡を広げましょう。
- 全身に泡がなじんだら、体をこすらずにすすぎます。ここでは表面の汚れをざっと落とすのがポイントです。
- 泡立てネットを使って下洗いのときより濃い泡を作ります。それを犬の全身にかけて、地肌を指の腹で洗いましょう。背中、胸、お腹、お尻、内股、足、頭の順に洗ったら、よくすすいでください。
- 嫌がりやすい顔まわりは最後に洗います。おでこに泡をつけ、目のまわりを避けて、毛並みに沿って指を動かしながら顔全体にのばします。すすいだら、必要に応じてリンスをして終了です。
シャンプー後のドライも重要！
シャンプーが終わったら、皮膚病予防のためにも必ずドライヤーで乾かしましょう。
乾かすときはまず、手の平を犬の体に密着させて、背中からお尻、ももから足先へと毛の流れに沿って滑らせて水気を切ります。それから、吸水性の高いマイクロファイバータオルを使って体についた水気を取り、スリッカーやコームで毛を整えながらドライヤーで乾かしてください。
乾かすときはまず、手の平を犬の体に密着させて、背中からお尻、ももから足先へと毛の流れに沿って滑らせて水気を切ります。それから、吸水性の高いマイクロファイバータオルを使って体についた水気を取り、スリッカーやコームで毛を整えながらドライヤーで乾かしてください。
困ったときはプロにお願いを
シャンプーを苦手とする犬は少なくありません。嫌がるのに無理に行うと、お手入れ嫌いの原因などにつながるので、難しい場合はプロにお願いしましょう。
ボーダー・コリーの抜け毛の掃除方法
このように、ブラッシングやシャンプーでしっかりと対策していても、やはり抜け毛が完全になくなることはありません。そこで、こまめに掃除機をかけるのはもちろん、以下のような“裏ワザ”を取り入れながら、住環境の清潔を保つことが大切です。
なかなか取れない抜け毛は「ゴム手袋」が便利！
布製品についた抜け毛は、「ゴム手袋」を使って掃除しましょう。
使い方はゴム手袋を手にはめて、抜け毛の気になるクッションやマットなどの表面をなでるだけ。掃除機で吸いきれなかった抜け毛がみるみるうちに集まりますよ。集まった抜け毛は、掃除機や粘着テープ（コロコロ）でまとめて捨てるとよいでしょう。
使い方はゴム手袋を手にはめて、抜け毛の気になるクッションやマットなどの表面をなでるだけ。掃除機で吸いきれなかった抜け毛がみるみるうちに集まりますよ。集まった抜け毛は、掃除機や粘着テープ（コロコロ）でまとめて捨てるとよいでしょう。
床に散らばった抜け毛には「フロアワイパーのシート」が◎
サークルやフローリングの床に抜け落ちた毛には、フロアワイパーのシートが役立ちます。
やり方は、ワイパーシートをワイパーにはセットせず、床などに散らばった抜け毛を直接拭き取るだけ。掃除機で吸いきれなかった短い抜け毛も、シートがしっかりとからめとってくれるでしょう。
やり方は、ワイパーシートをワイパーにはセットせず、床などに散らばった抜け毛を直接拭き取るだけ。掃除機で吸いきれなかった短い抜け毛も、シートがしっかりとからめとってくれるでしょう。
細やかなお手入れで快適な暮らしを
ここでは、ボーダー・コリーの抜け毛対策についてご紹介してきました。犬の抜け毛対策は、皮膚病などの予防にもつながるためとても重要です。
ブラッシングやシャンプーなどでしっかりとケアをしながら、こまめな掃除をすることでうまく付き合い、飼い主さん・愛犬ともに快適に暮らしていきましょう！
ブラッシングやシャンプーなどでしっかりとケアをしながら、こまめな掃除をすることでうまく付き合い、飼い主さん・愛犬ともに快適に暮らしていきましょう！
参考／「いぬのきもち」WEB MAGAZINE『ボーダー・コリーの特徴と性格・価格相場｜犬図鑑』（監修：ヤマザキ動物看護大学講師 危機管理学修士 認定動物看護師 ペットグルーミングスペシャリスト 福山貴昭先生）
「いぬのきもち」WEB MAGAZINE『換毛期も快適に過ごす！愛犬の抜け毛お手入れ・3アイデア♪』
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「いぬのきもち」WEB MAGAZINE『あぁ、また抜け毛の季節がやってくる…。愛犬の抜け毛がスッキリとれる裏技！』
監修／いぬのきもち相談室獣医師
文／ハセベサチコ
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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文／ハセベサチコ
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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