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専門家監修|犬の多頭飼い ケージやサークルは一緒でいい? 飼育環境のコツを解説
犬の多頭飼いを始めるときは、ケージやサークル、トイレなどの犬用グッズは、1頭ずつ用意したほうがいいのでしょうか? 今回は、多頭飼いをするときの環境づくりのコツをご紹介します。多頭飼いの注意点なども解説するので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
戸田 美由紀 先生
「DOG IN TOTAL」代表
埼玉県全域、近隣都県へ出張して個別レッスンを行う。
行政主宰の犬のしつけ教室講師や遠方の方には有料電話相談などを行っている。
「いぬのきもち」ほかメディアでの記事監修・執筆も。
●資格:日本動物病院協会認定家庭犬しつけインストラクター/ジャパンケネルクラブ公認訓練士/日本警察犬協会公認訓練士/さいたま市動物愛護推進委員
●書籍:『ほめてイイコに!犬のしつけ&ハッピートレーニング』西東社 監修/『新版 子犬の育て方完璧宣言!』誠文堂新光社 共著
多頭飼いの環境づくりのコツ(1)ケージやサークル、トイレなどは1頭ずつ用意する
ケージやサークル、クレートは1頭ずつが基本
一方、サークルは室内で犬用のスペースを確保するために使う、“囲み用の柵”を指し、一定の場所に設置して使用するのが一般的。屋根がついているものや、下にトレーがついているものなど、その形状は多岐にわたります。
そんなケージやサークルは、1頭につき1つ用意するのが基本です。また、犬の“ハウス”として使うクレートも同様です。これらは犬にとって「単独で安心できる場所」になります。とくに多頭飼いを始めたばかりころは、先住犬も新しくきた犬も慣れないことばかりでストレスがたまりやすいので、きちんと安心できる場所を用意してあげることが大切です。
ケージやサークル、クレートに関する詳しい情報は、下記の記事を参照してください。
トイレは念のため新しく用意する
犬が排泄しやすいトイレのサイズ感などについては、下記の記事を参考にしてみてください。
多頭飼いの環境づくりのコツ(2)最初は離れた場所にケージやサークルを置く
まずは離れた場所に設置
犬同士が慣れてきたら隣に置いてもOK
多頭飼い用のケージ・サークルもおすすめ
■多頭飼いに使えるケージ・サークル(1)2段タイプ
■多頭飼いに使えるケージ・サークル(2)ジョイントタイプ
■多頭飼いに使えるケージ・サークル(3)カスタマイズタイプ
多頭飼いの環境づくりのコツ(3)水分不足にならないよう給水器を増やす
犬がいつでも好きなときに水が飲める環境を
犬の給水器の種類や選び方については、下記の記事を参考にしてみてくださいね。
その他用意しておきたいもの
犬の多頭飼いを始めた後の注意点やポイント
最初のうちは先住犬を優先する
お世話やしつけなどのルールは家族間で統一する
また、犬への接し方が家族によって違うのもNGです。「○○はリビングには置かない」、「犬はソファの上はのせない」などのルールを、家族間で統一しましょう。
留守番中はそれぞれのケージに入れたほうが安心
犬の留守番の環境づくりのコツなどについては、下記の記事で詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。
住環境や接し方に気を配って、多頭飼いを成功させよう!
下記の記事では、犬の多頭飼いのメリット・デメリット、注意点などについて、詳しく解説していますので、あわせて参考にしてみてくださいね。
文/ハセベサチコ
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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