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ボストン・テリアの特徴・性格・飼い方

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愛嬌たっぷりなスクエアな頭と体をもつアメリカ原産の小型犬。タキシードを着たような毛色と模様は、「小さなアメリカ紳士」の異名を持ちます。そんなボストン・テリアの特徴や性格、歴史や飼い方について、ご紹介します。

ボストン・テリアの特徴・魅力 

スクエアな独特の頭部、体型と毛色が特徴的なボストン・テリア。小さいながら引き締まった筋肉質な体質は力強さを感じさせます。黒に白斑が入った体はボストンカラーと呼ばれ、この犬種の魅力をさらに引き立てています。小型犬ながら体重によりサイズが3つに分類される珍しい犬種でもあります。

ボストン・テリアの歴史 

ボストン・テリアは、アメリカを原産とする珍しい犬種で、犬種名は地名から来ています。1870年にロバート・C・フーパー氏が輸入した「ジャッジ」という名の犬から交配をスタートし、イングリッシュ・ブルドッグと現在では絶滅したホワイト・イングリッシュ・テリアで交配が行われました。1893年にアメリカのケンネルクラブで純粋種として公認されました。アメリカでは長い間、人気犬種として愛好されており、現在でも高い人気を保っています。

ボストン・テリアの外見上の特徴

体高28~38cm。サイズは体重により6.8kg未満、6.8~9kg未満、9~11.35㎏の3つに分類されます。足が長くボディの長さと釣り合いがとれており、体高※と体長※の長さの比が等しい、スクエアなフォルムになっているのが外見上の特徴のひとつです。毛色はホワイト・マーキングのあるブリンドル、シールまたはブラック。口吻のまわりの他に目の間、首、胸にホワイトの斑が入りこの模様は白いシャツの上にタキシードを羽織っているかのように見えることから「タキシード・カラー」やこの犬種の特徴となることから「ボストン・カラー」と呼ばれています。四角く角ばった頭、断耳を施され尖った耳、短く捻じれる尻尾なども、この犬種の外見上の特徴となります。
※体高:地面から首と背中の境目付近までの高さで、人の身長に相当するもの。
※体長:前胸の出っ張り部分から、お尻の出っ張り部分までの長さ。

ボストン・テリアの性格 

特徴的な温和な性格は「アメリカ犬界の紳士」という異名をもらっています。人なつこく、愛嬌があり、優しい性質です。相手を傷つけることを好まず、人間との交わりを好みます。しかし、自分の問題は自分で解決すると言われるほど頑固な一面もあります。また、テリア種の特徴でもある興奮しやすい一面をもつイヌもいます。

ボストン・テリアを飼うのに向いている人 

興奮性の高いボストン・テリアでなければ、運動要求量はそこまで多くないので都心部に住んでいる方でも十分に飼育できます。また、高齢の方でも小さな庭などあれば、ちょっとしたお散歩の他に自由に庭で遊ばすことで運動は十分に足ります。体は小さいですが、医療費がかかりやすい犬種です。犬にかける経済的余裕の有無も1つの判断基準となります。近くの公園でゆっくり散歩、ドッグ・カフェでイヌとランチなど、都会は生活の人に向いている犬種かも!?

ボストン・テリアの飼い方 

運動は朝夕15分程度のお散歩を外気浴を兼ねて実施します。お散歩中の犬の様子は便の状態も含め犬の健康の1つのバロメーターにもなりますので毎日実施しましょう。特に膝に問題を持つ犬が多いので、スキップ動作がないか、両足が同じように動いているかなど観察します。興奮しやすい犬は、体温調整が苦手な短頭犬種であることから、散歩は涼しい時間帯にします。また、「マテ」や「フセ」などをしっかり学習させることは、人が犬の興奮を鎮め、クールダウンさせることにもなります。また短頭犬種は呼吸器系の問題や暑さに弱い問題を持っていますので、お散歩中にリードをグイグイ引っ張る行動は健康上のリスクが非常に高くなります。引っ張り癖が身に付かないように子犬をリードに慣れさせるリードトレーニングの時期から、引っ張らないお散歩の方法をしっかりと学習させましょう。

ボストン・テリアのハウス・ゲージなど住む場所・飼育環境 

好奇心旺盛なので、入ってほしくない場所には、仕切りなどを設置して事故を予防しましょう。とくに留守番させるときは、必ずサークル等に入れて思わぬ事故を防ぐようにします。また電気のコード類や噛み傷をつけられたくない家具などには、噛み防止用の塗布剤を塗っておくことが有効です。鼻が短いため体温調整が非常に不得意です。興奮性も高いため熱中症への配慮は非常に重要になります。対策としては冷房機器が整備された飼育環境で、常に飲水が出来るようにしておくことです。
アンバランスな体型のため加齢に伴い筋肉量が落ちると、滑りやすい床の上で重心を安定させることが困難となります。飼育する際は、必ず滑りにくい床を選択します。

ボストン・テリアの食事 

主食には、フードと水のみで栄養のバランスがとれるように作られている、総合栄養食を与えましょう。一般食は、栄養バランスよりも食いつきを重視しているため、主食には不向きです。フードのパッケージの裏に総合栄養食と記載されているものを選んで。犬は、成長や年齢ごとに必要とされる各栄養素の量が異なります。「子犬用」「成犬用」「シニア犬用」「体重管理用」など、年齢と目的に応じたフードを与えましょう。手作りフードは与えている物を飼主さんが把握できる安心感があり、愛犬のことを思いながら調理する楽しさもあります。しかし栄養バランスを保つのが簡単ではないため必要ならばサプリメント等で補いながら実施することをオススメします。

ボストン・テリアのお手入れ

ボストン・テリアは、鼻の上のシワに涙や皮脂などが溜まりやすく、不潔のまま放置すると皮膚に炎症を起こすことも。毎日習慣として、汚れに気付く前にふき取るようにしょう。また、皮膚炎にもかかりやすいので、毎日のブラッシングと定期的なシャンプーで皮膚の余計な老廃物などを除去し、皮膚環境を整えることも大切です。その他にも毎日の歯磨きは健康に過ごすためのお手入れとして必須となります。

ボストン・テリアが気をつけたい病気・寿命 

・角膜が傷つき、充血する「角膜炎」
・第三眼瞼腺が飛び出してしまう「チェリーアイ(第三眼瞼腺逸脱)」
・かゆみをともなう湿疹ができる「アトピー性皮膚炎」
・高い所からジャンプしたりするとなる「膝蓋骨脱臼」
・気管がつぶれて咳や呼吸困難が起こる「気管虚脱」
・ほこりなどで目に炎症が起こる「結膜炎」

飼いやすさの目安 ※5段階評価
お散歩が楽 5
初心者向き 4
友好的   3
お手入れのしやすさ 5
訓練のしやすさ 3

監修
ヤマザキ学園大学 講師 福山貴昭先生(危機管理学修士)

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