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ボストン・テリアの特徴・性格 最新価格と飼い方|いぬのきもち 犬図鑑

ボストン・テリア
- 英語名
- Boston Terrier
- 原産国
- アメリカ
- サイズ
- 小型犬
- グループ
- 愛玩犬

福山 貴昭(博士)
ヤマザキ動物看護大学動物看護学部 准教授
愛玩動物看護師
ドッググルーミングスペシャリスト
SFSPCA ヒアリングドッグトレーナー
●書籍:『トリマーのためのベーシック・テクニック』緑書房/『明るい老犬生活―今日からできる頑張りすぎない12のこと』文一総合出版
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愛玩動物看護師
ドッググルーミングスペシャリスト
SFSPCA ヒアリングドッグトレーナー
●書籍:『トリマーのためのベーシック・テクニック』緑書房/『明るい老犬生活―今日からできる頑張りすぎない12のこと』文一総合出版
ボストン・テリアの性格と特徴・飼いやすさ
スクエアな独特の頭部、体型と毛色が特徴的なボストン・テリア。小さいながら引き締まった筋肉質な体質は力強さを感じさせます。黒に白斑が入った体はボストンカラーと呼ばれ、この犬種の魅力をさらに引き立てています。小型犬ながら体重によりサイズが3つに分類される珍しい犬種でもあります。
ボストン・テリアの飼いやすさ 各項目の数値が大きいほど飼いやすい傾向
ボストン・テリアの性格
特徴的な温和な性格は「アメリカ犬界の紳士」という異名をもらっています。人なつこく、愛嬌があり、やさしい性質です。相手を傷つけることを好まず、人間との交わりを好みます。しかし、自分の問題は自分で解決するといわれるほど頑固な一面もあります。また、テリア種の特徴でもある興奮しやすい一面をもつ犬もいます。
ボストン・テリアの大きさ
足が長くボディの長さと釣り合いがとれており、体高※と体長※の長さの比が等しい、スクエアなフォルムになっているのが外見上の特徴のひとつです。四角く角ばった頭、断耳を施されたとがった耳、短くねじれるしっぽなども、この犬種の外見を特徴づけています。
体高:28~38cm/体重:6~11kg
※体高:地面から首と背中の境目付近までの高さで、人の身長に相当するもの。
※体長:前胸の出っ張り部分から、お尻の出っ張り部分までの長さ。
体高:28~38cm/体重:6~11kg
※体高:地面から首と背中の境目付近までの高さで、人の身長に相当するもの。
※体長:前胸の出っ張り部分から、お尻の出っ張り部分までの長さ。
ボストン・テリアの毛色の種類
毛色はホワイト・マーキングのあるブリンドル、シールまたはブラック。口吻のまわりのほかに目の間、首、胸にホワイトの斑が入りこの模様は白いシャツの上にタキシードをはおっているかのように見えることから「タキシード・カラー」やこの犬種の特徴となることから「ボストン・カラー」と呼ばれています。
ボストン・テリアの心配な病気
・角膜が傷つき、充血する「角膜炎」
・第三眼瞼腺が飛び出してしまう「チェリーアイ(第三眼瞼腺逸脱)」
・かゆみを伴う湿疹ができる「アトピー性皮膚炎」
・高い所からジャンプしたりするとなる「膝蓋骨脱臼」
・気管がつぶれてセキや呼吸困難が起こる「気管虚脱」
・ほこりなどで目に炎症が起こる「結膜炎」
・第三眼瞼腺が飛び出してしまう「チェリーアイ(第三眼瞼腺逸脱)」
・かゆみを伴う湿疹ができる「アトピー性皮膚炎」
・高い所からジャンプしたりするとなる「膝蓋骨脱臼」
・気管がつぶれてセキや呼吸困難が起こる「気管虚脱」
・ほこりなどで目に炎症が起こる「結膜炎」
ボストン・テリアの価格相場(2024年)
愛犬の迎え入れ方にはペットショップ、ブリーダーからや、保護犬譲渡などさまざまな方法があります。たとえばペットショップで購入する場合だと、下記のような価格相場です。
※ペットショップ・ブリーダーのウェブサイトを編集部で調査(2024年5月)。
価格 | 23万円~ |
※ペットショップ・ブリーダーのウェブサイトを編集部で調査(2024年5月)。
ボストン・テリアの飼い方
ポイント1体は小さいが医療費がかかりやすい
興奮性の高いボストン・テリアでなければ、運動要求量はそこまで多くないので都心部に住んでいる方でも充分に飼育できます。また、高齢の方でも小さな庭などあれば、ちょっとした散歩のほかに自由に庭で遊ばせることで運動量は充分に足ります。
体は小さいですが、医療費がかかりやすい犬種です。犬にかける経済的余裕の有無も一つの判断基準となります。近くの公園でゆっくり散歩、ドッグ・カフェで犬とランチなど、都会生活の人に向いている犬種かも!?
体は小さいですが、医療費がかかりやすい犬種です。犬にかける経済的余裕の有無も一つの判断基準となります。近くの公園でゆっくり散歩、ドッグ・カフェで犬とランチなど、都会生活の人に向いている犬種かも!?
ポイント2散歩の様子を確認して
運動は朝夕15分程度の散歩を外気浴を兼ねて実施します。散歩中の犬の様子は便の状態も含め犬の健康の一つのバロメーターにもなりますので毎日実施しましょう。とくにひざに問題をもつ犬が多いので、スキップ動作がないか、両足が同じように動いているかなど観察します。
興奮しやすい犬は、体温調整が苦手な短頭犬種であることから、散歩は涼しい時間帯にします。また、「マテ」や「フセ」などをしっかり学習させることは、人が犬の興奮を静め、クールダウンさせることにもなります。
また短頭犬種は呼吸器系の問題や暑さに弱い問題をもっていますので、散歩中にリードをグイグイ引っ張る行動は健康上のリスクが非常に高くなります。引っ張りグセが身につかないように子犬をリードに慣れさせるリードトレーニングの時期から、引っ張らない散歩の方法をしっかりと学習させましょう。
興奮しやすい犬は、体温調整が苦手な短頭犬種であることから、散歩は涼しい時間帯にします。また、「マテ」や「フセ」などをしっかり学習させることは、人が犬の興奮を静め、クールダウンさせることにもなります。
また短頭犬種は呼吸器系の問題や暑さに弱い問題をもっていますので、散歩中にリードをグイグイ引っ張る行動は健康上のリスクが非常に高くなります。引っ張りグセが身につかないように子犬をリードに慣れさせるリードトレーニングの時期から、引っ張らない散歩の方法をしっかりと学習させましょう。
ポイント3熱中症への対応は非常に重要
好奇心旺盛なので、入ってほしくない場所には、仕切りなどを設置して事故を予防しましょう。とくに留守番させるときは、必ずサークル等に入れて思わぬ事故を防ぐようにします。また電気のコード類や噛み傷をつけられたくない家具などには、噛み防止用の塗布剤を塗っておくことが有効です。
鼻が短いため体温調整が非常に不得意です。興奮性も高いため熱中症への配慮は非常に重要になります。対策としては冷房機器が整備された飼育環境で、常に飲水ができるようにしておくことです。
アンバランスな体型のため加齢に伴い筋肉量が落ちると、滑りやすい床の上で重心を安定させることが困難となります。飼育する際は、必ず滑りにくい床を選択します。
鼻が短いため体温調整が非常に不得意です。興奮性も高いため熱中症への配慮は非常に重要になります。対策としては冷房機器が整備された飼育環境で、常に飲水ができるようにしておくことです。
アンバランスな体型のため加齢に伴い筋肉量が落ちると、滑りやすい床の上で重心を安定させることが困難となります。飼育する際は、必ず滑りにくい床を選択します。
ポイント4年齢と目的に応じたフードを与えて
主食には、フードと水のみで栄養のバランスがとれるように作られている、総合栄養食を与えましょう。一般食は、栄養バランスよりも食いつきを重視しているため、主食には不向きです。フードのパッケージの裏に総合栄養食と記載されているものを選んで。
犬は、成長や年齢ごとに必要とされる各栄養素の量が異なります。「子犬用」「成犬用」「シニア犬用」「体重管理用」など、年齢と目的に応じたフードを与えましょう。
手作りフードは与えている物を飼い主さんが把握できる安心感があり、愛犬のことを思いながら調理する楽しさもあります。しかし栄養バランスを保つのが簡単ではないため必要ならばサプリメント等で補いながら実施することをオススメします。
犬は、成長や年齢ごとに必要とされる各栄養素の量が異なります。「子犬用」「成犬用」「シニア犬用」「体重管理用」など、年齢と目的に応じたフードを与えましょう。
手作りフードは与えている物を飼い主さんが把握できる安心感があり、愛犬のことを思いながら調理する楽しさもあります。しかし栄養バランスを保つのが簡単ではないため必要ならばサプリメント等で補いながら実施することをオススメします。
ポイント5鼻の上のしわをチェック
ボストン・テリアは、鼻の上のしわに涙や皮脂などがたまりやすく、不潔のまま放置すると皮膚に炎症を起こすことも。毎日習慣として、汚れに気づく前に拭き取るようにしましょう。
また、皮膚炎にもかかりやすいので、毎日のブラッシングと定期的なシャンプーで皮膚の余計な老廃物などを除去し、皮膚環境を整えることも大切です。そのほかにも毎日の歯みがきは健康に過ごすためのお手入れとして必須となります。
また、皮膚炎にもかかりやすいので、毎日のブラッシングと定期的なシャンプーで皮膚の余計な老廃物などを除去し、皮膚環境を整えることも大切です。そのほかにも毎日の歯みがきは健康に過ごすためのお手入れとして必須となります。
ボストン・テリアに似た犬の種類
ボストン・テリアの飼い主さんのQ&A
ボストン・テリアのかわいい画像
ボストン・テリアの歴史や背景
ボストン・テリアは、アメリカを原産とする珍しい犬種で、犬種名は地名から来ています。1870年にロバート・C・フーパー氏が輸入した「ジャッジ」という名の犬から交配をスタートし、イングリッシュ・ボストン・テリアと現在では絶滅したイングリッシュ・ホワイト・テリアで交配が行われました。1893年にアメリカン・ケネル・クラブで純粋種として公認されました。アメリカでは長い間、人気犬種として愛好されており、現在でも高い人気を保っています。
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