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バーニーズ・マウンテン・ドッグの特徴・性格・飼い方

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力持ちなバーニーズ・マウンテン・ドッグ。その歴史は古く、ファームドッグ(農場で働く犬)や警備犬などとして活躍してきました。そんなバーニーズ・マウンテン・ドッグの特徴や性格、歴史や飼い方について、ご紹介します。

バーニーズ・マウンテン・ドッグの特徴・魅力

温和で飼い主に従順、甘えることが大好きな、人なつこい犬が多いです。体が大きいわりに活発で、よく動きます。とくに青年期は、大変活発で、遊んだり、走り回ったりします。祖先は山岳地帯を動き回っていたため、とてもタフ。食欲も旺盛でよく食べますので、肥満と運度不足防止のためにもかなりの運動量が必要になります。アウトドアでアクティブに楽しむ魅力をもっています。

バーニーズ・マウンテン・ドッグの歴史

スイス原産のマウンテンドッグ4種類のうちの1種類。起源は明らかではありませんが、古代ローマ軍がスイスに侵攻する際に連れてきた大型犬が祖先という説があります。スイスでは、ファーム・ドッグ(農場で飼われている犬)やガード・ドッグ(警備犬)、牛追い犬などとして重宝されていました。がっしりとした体格で、たくましさと機敏さをバランスよく備えており、山岳地帯で荷車を引くなどの牧畜作業もしていました。19世紀の終わりに絶滅に近い状況に陥りましたが、愛犬家たちが熱心に繁殖を行い、スイス中からドイツの南部にかけて急速に広まったといわれています。今では、その特徴的な黒・白・茶の鮮やかな毛色と共に、優秀な大型家庭犬として世界的な人気犬種となっています。

バーニーズ・マウンテン・ドッグの外見上の特徴

体高58~70cm※。体重30~45kg。大きな体に頑丈な足、豊かな被毛、胸は広く背は頑丈、シッポは長くふさふさしています。全体的には、骨太で骨量がありどっしりと頑健なたたずまいで存在感があります。目はアーモンド形で美しいダーク・ブラウン。「マズル」と呼ばれる口周りはガッシリと太く、子犬の時はマズルが短いため小熊のようなカワイイ印象を与えます。また黒く垂れ下がる耳はやさしい印象です。被毛は、長毛で、光沢があり、手ざわりがよく大変なめらか。直毛、あるいはわずかにウエーブがかかったダブルコートです。山岳地帯の寒い気候に適応するために毛量はかなりボリュームがあります。毛色は、ジェットブラック(漆黒)、タン(茶)、ホワイトの3色で構成される「トライカラー」と呼ばれる特徴的な色。頬、目の上、四肢、胸にリッチタンのマーキング、頭部から胸にかけてホワイトのマーキングが入ります。このホワイトのマーキングは足先や尾の先など体の末端部分にも入りますので、肢は白い軍手をしているようにも見えます。また足先には「狼爪(ロウソウ)」と呼ばれる通常前足にのみ存在する、人の親指に相当する指が、後ろ足にも存在する特徴を持ちます。これは山岳地帯を生息地としてきた大型犬に見られる特徴で、犬によっては片足に複数本の狼爪を持つこともあります。体長※は体高よりも長めで、非常に安定感のあるバランスをしています。

※体高:地面から首と背中の境目付近までの高さで、人の身長に相当するもの。
※体長:前胸の出っ張り部分から、お尻の出っ張り部分までの長さ。

バーニーズ・マウンテン・ドッグの性格

バーニーズ・マウンテン・ドッグは、「気はやさしくて力持ち」といわれるように、存在感たっぷりの大型犬ながら、温和な性格です。飼い主さんの気持ちを察して行動する、よきパートナーになってくれます。一方で、昔からその賢さや観察力を生かして仕事をしてきたため、人から指示を受けなくても、その場の状況を自分で判断し行動することができる気質をもっています。これは人に依存しない、独立心のある一面であると同時に、自分の判断で行動する「マイペース」や「自分勝手」とも呼ばれる性格にもなります。また、興奮しやすい犬の場合は大きな体で、暴走につながりますので、子犬を選ぶ際にはご自身の性格や生活環境に合った性格の犬を慎重に選ぶことが必要です。
 

バーニーズ・マウンテン・ドッグを飼うのに向いている人 300~500
バーニーズ・マウンテン・ドッグは体が大きく、活発なので、お散歩などの運動時間がきちんと確保できる人に向きます。押し倒されたり、引っ張られて転倒させられることもあるので、大型犬を制御できる、ある程度体力に自信がある人に向いているでしょう。また、体が大きいので食費、医療費、老犬介護費などの金銭的負担もクリアできることも条件として考慮する必要があります。

バーニーズ・マウンテン・ドッグの飼い方 

バーニーズ・マウンテン・ドッグは作業犬をルーツとするので、飼い主さんへの忠誠心が高く、とても誠実です。学習能力も高いので、基本的なしつけのトレーニングは比較的簡単に学習します。「オスワリ」などのしつけがうまくできたときは、よくほめましょう。体力があり、食欲も旺盛なので、報酬としていっしょに遊んだり、オヤツを与えるなどすると、さらに学習効果がアップします。充分な運動をさせることも必須。散歩は1日30分程度を2回行い、ストレスをためずに、穏やかで落ち着いた犬に育てましょう。また、バーニーズ・マウンテン・ドッグは体力があるので毎日一定の運動が必要です。かつては人を手伝って荷車を引くなど「引っ張る」ことが得意。散歩では、引っ張りグセがつかないように、「ツイテ」のしつけで飼い主さんのそばを歩くようにしつけましょう。しつけをすることによって、活発ながらも本来の温和で落ち着いた面が出てきます。ドッグランなどでの自由運動が取り入れられれば、さらに質の高い運動となります。
荷台などを引く作業犬をルーツとするバーニーズ・マウンテン・ドッグ。とにかく歩くことが大好き。できるだけ長距離の散歩をすることがバーニーズ・マウンテン・ドッグにとっては最高の遊び方です。いろいろな散歩コースを設定して 、違う景色を楽しんだり、ときにはいっしょに走るなどスピードに緩急をつけたり、ドッグランでフリーに走らせるといいでしょう。

バーニーズ・マウンテン・ドッグのハウス・ゲージなど住む場所・飼育環境

室内で自由に動けるようにして、入ってもらいたくない場所には、仕切りなどを設置して事故の予防を。また、眠ったり、犬が静かに落ち着ける自分だけの場所として、クレートや大きめのベッドを用意しておくといいでしょう。もともと寒い地方にいた犬なので、夏場は、犬がハアハアしない程度の低い温度設定をし、涼しく過ごさせるようにしましょう。

バーニーズ・マウンテン・ドッグの食事 

主食には、フードと水のみで栄養のバランスがとれるように作られている、総合栄養食を与えましょう。一般食は、栄養バランスよりも食いつきを重視しているため、主食には不向きです。フードのパッケージの裏に総合栄養食と記載されているものを選んで。犬は、成長や年齢ごとに必要とされる各栄養素の量が異なります。「子犬用」「成犬用」「シニア犬用」「大型犬用」など、年齢と目的に応じたフードを与えましょう。手作りフードは与えている物を飼主さんが把握できる安心感があり、愛犬のことを思いながら調理する楽しさもあります。しかし栄養バランスを保つのが簡単ではないため必要ならばサプリメント等で補いながら実施することをオススメします。

バーニーズ・マウンテン・ドッグのお手入れ・トリミング 

バーニーズ・マウンテン・ドッグは、山岳地帯の寒い気候に適応するために非常に豊富な被毛を持っています。さらに大きな体をしていることもあり、夏場を中心に体温の放熱を妨げる余計な被毛の除去が必須の手入れとなります。特に春から夏にかけての季節性のはっきりとした「換毛期」には入念なブラッシングやシャンプーが健康管理として必要なケアとなります。基本的にトリミングは必要ありませんが、爪きり、足の裏の伸びすぎた被毛のカットは定期的に実施します。
また、ヨダレの多い犬種ですので毎日のよだれ拭き、水を飲んだ後のお口拭きなど口周りのケアはマメに行う必要があります。

バーニーズ・マウンテン・ドッグが気をつけたい病気・寿命 

・歩行異常や前肢で体重を支えるのをイヤがる「肘形成不全」
・複数の関節に同時に関節炎が起きる「多発性関節炎」
・股関節の発育や形成に異常が見られ、お尻を振りながら歩く「股関節形成不全」
・遺伝的になりやすい傾向がある「骨肉腫」
・胃がガスや食べ物で膨れたときに胃拡張やねじれを起こす「胃捻転」
・暑さのせいで体温が上昇し、多臓器不全を起こす「熱中症」

飼いやすさの目安 ※5段階評価
お散歩が楽 2
初心者向き 2
友好的   2
お手入れのしやすさ 2
訓練のしやすさ 2

監修
ヤマザキ学園大学 講師 福山貴昭先生(危機管理学修士)

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