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サモエドの特徴・性格・飼い方

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大きな体に優しく温和な性格で日本でも人気のサモエド。20世紀初頭、探検家が南極大陸へのソリ引き犬としてサモエドを同行したことで広く知られるように。シベリアン・スピッツとの別名をもつロシア出身の犬、そんなサモエドの特徴や性格、歴史や飼い方について、ご紹介します。

サモエドの特徴・魅力

雪のように白いふわふわした外見が愛らしくてユニークなサモエド。何世紀にも渡って遊牧民とともに移動し、トナカイの群れの管理などをしていたこともあって、人と友好的な関係を築ける犬種です。日本スピッツの大型版のようだからか、日本でも親しみを持たれやすく、とくに独特の笑顔が特徴で、「サモエド・スマイル」で飼い主さんを癒してくれる優しい犬です。

サモエドの歴史 

シベリアの遊牧民、サモエド族がアジア最北地方を移動する際に、猟犬やソリを引く犬として飼っていた犬がルーツです。おもにトナカイの猟や群れの管理をしていたといわれます。人と共に働く使役犬として長らく暮らしてきた歴史があり、原種に近い犬種です。別名をシベリアン・スピッツといい、日本スピッツの祖先という説もあります。その昔は、他の毛色も存在していましたが、白一色の優れた家庭犬となっています。シベリア生まれのサモエドは現在、南極でも生活しています。

サモエドの外見上の特徴 

体高※50~60cm。体長※は体高よりも5%長いです。体重16~30kg。全身を厚い真っ白なコートで覆われた外見が雪だるまのようなサモエド。耳は立耳で、極寒の地でも末端組織が凍傷にならないように、豊富な被毛が生え、分厚いです。両耳の間隔は広くなっています。首周り、お尻には、少し長めの被毛が豊富に生え、サモエドの愛らしいボリューム感を演出しています。そして、長く立派で飾り毛がある、ゆるく巻かれた尻尾は背中の上に載っています。吹雪くような環境下では、体を丸め尻尾の毛で顔周りを覆い、冷たい空気で呼吸器系にダメージを受けないようにします。四肢は筋肉が発達していて、作業犬として十分に機能していた名残が見てとれます。ピュアホワイトまたはクリーム、ホワイトにビスケットが入る場合もあります。黒いつぶらな瞳と上向きに上がった口角がまるで微笑んでいるように見えることから、「サモエド・スマイル」と呼ばれ、親しまれています。

※体高:地面から首と背中の境目付近までの高さで、人の身長に相当するもの。
※体長:前胸の出っ張り部分から、お尻の出っ張り部分までの長さ。

サモエドの性格

サモエドの性格は、温和で遊び好き。長年人と共に暮らしてきたので人なつこく、辛抱強い面もあるため、子供のよきパートナーにもなれるでしょう。独立心は旺盛ですが、攻撃的なところはなく、飼い主に忠実です。人を信頼しているので、しつけもしやすいでしょう。朗らかな表情は、サモエドの性格を良く表しています。

サモエドを飼うのに向いている人

自らの体重以上の重い荷物をソリで引いたり、トナカイの群れを追ったりする作業犬ですので、体力があります。毎日、しっかりとイヌを運動させ、持っているエネルギーを消費させることができる飼い主が向いています。また、抜け毛は非常に多いので、毎日しっかりと手入れができることも条件となります。体が大きいので食費、医療費、老犬介護費などの金銭的負担がクリアできることも条件として考慮する必要があります。また、余談ですが濃い色の服が好みの方は、サモエドの白い抜け毛がくっつき目立ちますので、注意が必要です。

サモエドの飼い方

サモエドは、飼い主さんに忠実で、多くは温和な性質をしていますが、なかには適応が難しいタイプも見受けられます。子犬の時から様々な人や犬と友好的な接触をさせ、警戒心を高めないようにする機会を多く作りましょう。大型犬ですので生後10カ月頃までは、体に大きな負荷がかかるような運動は避け、滑らない地面を選んで歩かせたり、犬を放したり自由に運動させましょう。散歩は朝夕2回、それぞれ最低30分程度は必要です。ゆっくり歩いては立ち止まり地面のニオイを嗅いでいては運動効果があまり期待できませんので、散歩の中では速足で歩くタイミングも取り入れましょう。可能であればドッグラン等で自由に走らせることもオススメです。
大型犬ですので加齢に伴う筋肉量の低下が、犬の生活の質に与える影響は大きく、介護となれば飼主さんの生活にも大きな影響を与えます。無理のない範囲でしっかり運動をさせることは非常に大切です。

サモエドのハウス・ゲージなど住む場所・飼育環境 

飼育している環境の中で入ってほしくない場所には、頑丈な仕切りなどを設置して侵入を防ぎ事故を予防しましょう。また電気のコード類や噛み傷をつけられたくない家具などには、噛み防止用の塗布剤を塗っておくことが有効です。滑りやすい床の上で重心を安定させることは難しく、関節等に負担をかけることになります。飼育する際は、必ず滑りにくい床を選択しましょう。サモエドは、シベリア出身なので寒さに強く夏の暑さは苦手な犬種です。夏場の室内は、犬がハアハアしない程度の低い温度設定をし、湿度にも気をつけて涼しく過ごさせるようにして。場合によっては犬用専用の寒い部屋が必要なときもあるでしょう。

サモエドの食事

主食には、フードと水のみで栄養のバランスがとれるように作られている、総合栄養食を与えましょう。一般食は、栄養バランスよりも食いつきを重視しているため、主食には不向きです。フードのパッケージの裏に総合栄養食と記載されているものを選んで。犬は、成長や年齢ごとに必要とされる各栄養素の量が異なります。「子犬用」「成犬用」「シニア犬用」「大型犬用」など、年齢と目的に応じたフードを与えましょう。手作りフードは与えている物を飼主さんが把握できる安心感があり、愛犬のことを思いながら調理する楽しさもあります。しかし栄養バランスを保つのが簡単ではないため必要ならばサプリメント等で補いながら実施することをオススメします。

サモエドのお手入れ・トリミング 

サモエドの被毛は豊かなダブルコートで、換毛期にはとくにたくさんの毛が抜けます。さらに大きな体をしていることもあり、夏場を中心に体温の放熱を妨げる余計な被毛の除去が必須のお手入れとなります。春から夏にかけての季節性のはっきりとした「換毛期」には入念なブラッシングやシャンプーを健康管理の一環として行いましょう。ふだんから、毎日のように被毛をピンブラシ等でブラッシングし、毛のほつれ等を除いておきます。基本的にトリミングは必要ありませんが、その分ブラッシングケアをしっかり行いましょう。

サモエドが気をつけたい病気・寿命 

・股関節の形が先天的に異常な形になっている「股関節形成不全」
・胃がねじれを起こしてガスや液体がたまる「胃捻転」


飼いやすさの目安 ※5段階評価
お散歩が楽 2
初心者向き 3
友好的   3
お手入れのしやすさ 2
訓練のしやすさ 3

監修
ヤマザキ学園大学 講師 福山貴昭先生(危機管理学修士)

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