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ジャーマン・シェパード・ドッグの特徴・性格・飼い方

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力強く聡明でどっしりとしたジャーマン・シェパード・ドッグの存在感は、まさに“犬の王様”のようです。警察犬としてもよく知られるジャーマン・シェパード・ドッグの特徴や性格、歴史や飼い方について、ご紹介します。

ジャーマン・シェパード・ドッグの特徴・魅力 

まるでオオカミを思わせる筋肉質でがっしりした体型と、警察犬や災害救助犬としても活躍する忠誠心や理解能力をもち、“万能使役犬”ともいわれるジャーマン・シェパード・ドッグ。外見や警察犬としてのイメージから「怖そう」「攻撃的」などと思われがちですが、信頼している家族に対しては、愛情表現がとても豊かで甘えん坊な一面もあります。

ジャーマン・シェパード・ドッグの歴史

ジャーマン・シェパード・ドッグの起源は意外にも新しく、19世紀後半にドイツ中部や南部の牧羊犬を使用し、誕生したと言われています。作出や改良の目的は、優れた牧羊犬、万能作業犬、また時代背景的に優れた軍用犬としての活躍を視野に入れたものだと考えられています。第一次世界大戦の戦時下ではドイツ陸軍の下で軍用犬や見張り(番犬)として用いられ、日本でも早い時期から軍用犬、警察犬として活躍していました。現在は家庭犬のほか、ショードッグ、盲導犬、麻薬探知犬や捜索救助犬などさまざまな場面で活躍しています。

※写真:まいにちのいぬ・ねこのきもちアプリの投稿写真より

ジャーマン・シェパード・ドッグの外見上の特徴

体高※オス60~65cm、メス55~60㎝。体長※は体高より10~17%長い。体重オス30~40kg、メス22~32㎏。体を横から見たときに、お尻の方が少し下がっているような格好が特徴的。強靭な筋肉をもつたくましい体に俊敏な動き、瞬発力やジャンプ力も高いといわれています。毛色は全身が黒い被毛で覆われた「オールブラック」、ブラックの地に、こげ茶色から明るい茶色、イエロー、明るいグレーなど日本では見るのが珍しい色も認められている。また被毛は良く見る長さの「シュトックハール」と呼ばれる短か目のものと、「ラングシュトックハール」と呼ばれ、タテガミやシッポに飾り毛を持つやや長毛の被毛があります。子犬のうちは顔も丸く耳も垂れていますが、成犬になると耳がピンと立って凛々しい姿になります。シェパードの速足は犬が地面と平行になるほど低くなり、大きな一歩を踏み出し、スピードも大変速く、その姿は大きな魅力となっています。

※体高:地面から首と背中の境目付近までの高さで、人の身長に相当するもの。
※体長:前胸の出っ張り部分から、お尻の出っ張り部分までの長さ。

※写真:まいにちのいぬ・ねこのきもちアプリの投稿写真より

ジャーマン・シェパード・ドッグの性格

防衛犬として作出されたため、初対面の人がおやつをくれても食べない、安全とわかるまで近づかないなど警戒心が強い面があり、相手を簡単に信用しない一面があります。しっかりと自信がつくと、そこに冷静さが加わり、大変落ち着きのある犬種となります。家族に対しては従順で愛情深く、飼い主さんのことをよく見ていて、指示を忠実に守ることを得意としています。

※写真:まいにちのいぬ・ねこのきもちアプリの投稿写真より

ジャーマン・シェパード・ドッグを飼うのに向いている人

ジャーマン・シェパード・ドッグは体が大きく、かなり活動的なので、散歩などの運動時間がきちんと確保できる人に向きます。押し倒されたり、引っ張られて転倒させられたりすることもあるので、中型犬を制御できる、ある程度犬をコントロールできる人に向いているでしょう。また、体が大きいので食費、医療費、老犬介護費などの金銭的負担もクリアできることも条件として考慮する必要があります。

ジャーマン・シェパード・ドッグの飼い方 

ジャーマン・シェパード・ドッグは理解力や洞察力に優れていて、「頭や体を使って何かをなしとげたい」という達成意欲が高い犬種。従順で賢く、飼い主さんに応えることに生きがいを感じます。教えればなんでもそれなりにこなすので、日常的な指示しつけやモッテコイ遊びなどはもちろん、犬が喜ぶのであれば、触れあい活動などにも参加できます。大きい体がジャーマン・シェパード・ドッグの魅力ですが、引っ張る力も強いので、興奮してほかの人や犬に飛びついたりしないように「マッテ」やクールダウンのしつけを徹底したり、「ツイテ」で歩くように教えたり、日常のなかにしつけルールを取り入れましょう。

ジャーマン・シェパード・ドッグのハウス・ゲージなど住む場所・飼育環境

飼育している環境の中で入ってほしくない場所には、頑丈な仕切りなどを設置して侵入を防ぎ事故を予防しましょう。また電気のコード類や噛み傷をつけられたくない家具などには、噛み防止用の塗布剤を塗っておくことが有効です。大型犬のため加齢に伴い筋肉量が落ちると、滑りやすい床の上で重心を安定させることが困難になり、足首などの関節等に負担をかけることになります。飼育する際は、必ず滑りにくい床を選択しましょう。犬が寝る場所にはクッション性の高い敷物を敷くなどして、肘や関節部の床ずれやタコを予防しましょう。寒さに強く夏の暑さは苦手な犬種です。夏場の室内は、犬がハアハアしない程度の低い温度設定をし、湿度にも気をつけて涼しく過ごさせるようにしましょう。また、「換毛期」などには大量の抜け毛が家中に飛び散るため抜け毛対策が必須です。

ジャーマン・シェパード・ドッグの食事

主食には、フードと水のみで栄養のバランスがとれるように作られている、総合栄養食を与えましょう。一般食は、栄養バランスよりも食いつきを重視しているため、主食には不向きです。フードのパッケージの裏に総合栄養食と記載されているものを選んで。犬は、成長や年齢ごとに必要とされる各栄養素の量が異なります。「子犬用」「成犬用」「シニア犬用」「大型犬用」など、年齢と目的に応じたフードを与えましょう。手作りフードは与えている物を飼主さんが把握できる安心感があり、愛犬のことを思いながら調理する楽しさもあります。しかし栄養バランスを保つのが簡単ではないため必要ならばサプリメント等で補いながら実施することをオススメします。

ジャーマン・シェパード・ドッグのお手入れ・トリミング

ジャーマン・シェパード・ドッグの被毛は、分厚く密集した下毛と長い剛毛の上毛からなるダブルコートです。さらに大きな体をしていることもあり、夏場を中心に体温の放熱を妨げる余計な被毛の除去が必須の手入れとなります。とくに春から夏にかけての季節性のはっきりとした「換毛期」には入念なブラッシングやシャンプーが健康管理として必要なケアとなります。トリミングは必要ありませんが、その分毎日のブラッシングや絞ったタオルで体を拭くなどのケアを行いましょう。

※写真:まいにちのいぬ・ねこのきもちアプリの投稿写真より

ジャーマン・シェパード・ドッグが気をつけたい病気・寿命

・胃がねじれを起こしてガスや液体がたまる命に関わる病気「胃捻転」
・被毛の量が多く暑さに弱いことから気をつけたい「熱中症」
・股関節の発育や形成に異常が見られ、お尻を振りながら歩く「股関節形成不全」
・シェパードがなりやすいとされる遺伝病「膵液分泌不全」

※写真:まいにちのいぬ・ねこのきもちアプリの投稿写真より

飼いやすさの目安 ※5段階評価
お散歩が楽 1
初心者向き 1
友好的   2
お手入れのしやすさ 3
訓練のしやすさ 5

監修
ヤマザキ学園大学 講師 福山貴昭先生(危機管理学修士)

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