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狆の特徴・性格・飼い方

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短いマズルと丸い目が愛らしい狆は、韓国から日本へ渡り、江戸時代には狆を飼うことが流行したといわれています。日本原産種として初めて世界に公認された犬種としても有名な、狆の特徴や性格、歴史や飼い方について、ご紹介します。

狆の特徴・魅力

マズルが短く、独特の表情をしている狆。体重が3kg前後の小型犬で、物静かで落ち着いているため、家庭犬としても飼いやすい犬種です。歩く様子がどこか優雅で気品があり、そうした立ち振る舞いを愛するファンも世界に多くいます。

狆の歴史 

732年に新羅時代の韓国から献上され、日本に渡ってきました。江戸時代には多くの大名が狆を飼い、その時代の流行にまでなったといわれています。5代将軍徳川綱吉が愛した犬種としても有名です。1867年に日本を訪れたペリー総督がアメリカに持ち帰り、イギリス、ビクトリア女王に献上したことから、欧米でもその存在が知られるようになり、人気が高まったといわれています。日本原産種として初めて世界の公認犬種となりました。現在ではヨーロッパを中心に海外で狆の人気が高まっています。

狆の外見上の特徴 

体高※:25cm前後、メス=オスよりやや低い。体重:3kg前後。マズルがとても短く、両目を結んだ直線状に鼻がある独特の顔つきは、知的とも評されます。体高と体長がほぼ同じで、スクエアなシルエット。歩く姿は軽快で優雅、どことなく高貴な気品を漂わせています。被毛はまっすぐで長く、絹糸状。顔面以外の全身をたっぷりとおおっており、目、首、太もも、しっぽには豊かな飾り毛があります。耳の毛はやや前方に流れているのも特徴。毛色は白をベースに黒か赤の斑が入ります。顔の斑は、目の周囲から耳全体にかけて左右対称です。

※体高:地面から首と背中の境目付近までの高さで、人の身長に相当するもの。

狆の性格 

もともと愛玩犬として誕生したため、物静かで動じず、興奮しすぎたりしないため、室内で飼うことに向く犬種です。飼い主さんにも愛情深く接し、賢く、人なつこく、おとなしい性格です。

狆を飼うのに向いている人 

狆は落ち着いた性格の小型犬なので、マンションなどの集合住宅での飼育にも比較的向いています。特に犬が要求する運動量が多くないため、高齢者の飼育にも向いています。
健全性は低い犬種ですので、医療費や通院時間の確保ができることも飼主の条件となります。

狆の飼い方 

狆は穏やかで落ち着いた性格のため、しつけもしやすいといわれています。運動は朝夕に外気浴もかねて可能なら15分程度のお散歩を。小型犬ですし、基本は家の中の遊びで十分です。狆は暑さ、寒さ、温度変化に弱い犬種です。夏場は涼しい時間帯に散歩をする、地面からの照り返しに注意するなどの熱中症対策を万全に。また、冬は体温を奪われないように暖房を活用する必要があります。鼻ペチャな顔のため目をぶつけるなどのトラブルが多いです。涙の量を観察するなど、目の観察は毎日行いましょう。

狆のハウス・ゲージなど住む場所・飼育環境 

狆は室内で穏やかに過ごせる犬種です。1頭でゆっくり過ごせる寝床を用意してあげましょう。おとなしいので心配は少ないですが、入ってほしくない場所には仕切りなどを設置して万が一の事故を予防しましょう。とくに留守番させるときは、必ずサークル等に入れて思わぬ事故を防いで。また噛んで命に関わる電気のコード類や噛み傷をつけられたくない家具などには、噛み防止用の塗布剤を塗っておくことが有効です。足先の被毛を伸ばす慣習から足を滑らせやすいです。特に骨格形成もガッシリしていませんので、滑る床にはジュータンを敷くなど、滑り止め対策をしっかりと実施します。ソファーや階段などからの転倒にも注意しましょう。

狆の食事

主食には、フードと水のみで栄養のバランスがとれるように作られている、総合栄養食を与えましょう。一般食は、栄養バランスよりも食いつきを重視しているため、主食には不向きです。フードのパッケージの裏に総合栄養食と記載されているものを選んで。犬は、成長や年齢ごとに必要とされる各栄養素の量が異なります。「子犬用」「成犬用」「シニア犬用」「小型犬用」など、年齢と目的に応じたフードを与えましょう。手作りフードは与えている物を飼主さんが把握できる安心感があり、愛犬のことを思いながら調理する楽しさもあります。しかし栄養バランスを保つのが簡単ではないため必要ならばサプリメント等で補いながら実施することをオススメします。

狆のお手入れ・トリミング 

狆の被毛は長くきめ細かい絹糸状なので、引っ掻いたりすると毛玉になりやすいです。毛玉になると梳くのが大変ですので、ふだんからブラッシングは丁寧に行いましょう。ゴミなどもまめに取り除き、ピンブラシとコームを使って毎日ブラッシングするのが理想です。また、顔の形態から、目や鼻のトラブルになりやすいので、毎日、顔まわりを拭いて清潔に保つことも大切です。

狆が気をつけたい病気 

・脳に水が溜まってしまい、ふらつきやけいれんなどの神経症状が起きる「水頭症」
・後ろ足の血管の働きに異常が起こり、足を痛がる、歩くときに足を引きずるなどの症状があらわれる「レッグぺルテス病」
・膝のお皿の骨が正常な位置から外れてしまう「膝蓋骨脱臼」

飼いやすさの目安 ※5段階評価
お散歩が楽 5
初心者向き 3
友好的   3
お手入れのしやすさ 3
訓練のしやすさ 3


監修
ヤマザキ学園大学 講師 福山貴昭先生(危機管理学修士)

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