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ミニチュア・ピンシャーの特徴・性格・飼い方

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小鹿のような外見だけど、大型犬なみの勇敢さをもったミニチュア・ピンシャー。アーモンド型のあどけない瞳に見つめられたら、愛さずにはいられません。引き締まったスマートな体と軽快な動き、恐れを知れない小さな番長犬ミニチュア・ピンシャーの特徴や性格、歴史や飼い方についてご紹介します。

ミニチュア・ピンシャーの特徴・魅力 

小鹿のようなすらっとした四肢をもつスタイリッシュな体型が特徴です。外観は小型のドーベルマンといった感じですが、まったく異なる犬種です。小さな体に似合わず、自分よりも大きな犬にも果敢に向かっていきます。初対面の人やほかの犬にはときに吠えてしまうこともありますが、飼い主にはベッタリ甘える一面も。そんな大胆さと繊細さが共存するかわいい犬です。

ミニチュア・ピンシャーの歴史 

18世紀頃にドイツで生まれ、ネズミ捕りや番犬として活躍しました。別名を「ツベルク・ピンシャー」といい、ツベルクは「超小型」、ピンシャーはドイツ語で「テリア」という意味です。20世紀にアメリカに渡ってからは、家庭犬や番犬として人気となり、「ミニピン」の愛称で親しまれています。

ミニチュア・ピンシャーの外見上の特徴 

体高25~30㎝。体重4~6㎏。ミニチュア・ピンシャーは、体高※と体長※がほぼ同じスクエアな体格が特徴です。胸部が深く引き締まり、とてもスリムな印象です。つぶらな瞳と凛としたたたずまいは小鹿のような愛らしさで、当初は「レー(鹿)・ピンシャー」と呼ばれていました。血統的には無関係とされていますが、ドーベルマンに似た体型と精悍さも備えています。筋肉質な体質に薄く引き締まった皮膚が張り付き、短い被毛は光沢があります。毛色は、ディア―レッド、レディッシュブラウン、ブラック&タン、チョコレート&タンなど。日本やアメリカなどでは、断耳、断尾することもあります。「ハックニー歩様」と呼ばれる前足を高く上げて歩く非常に特徴的な歩き方は、小さい体で威勢よく振舞っているように見えて魅力的です。

※体高:地面から首と背中の境目付近までの高さで、人の身長に相当するもの。
※体長:前胸の出っ張り部分から、お尻の出っ張り部分までの長さ。

ミニチュア・ピンシャーの性格 

ちょっとした物音、小さな物の動きに対して非常に敏感に反応します。この反応性の高さと強さは、嫌なことをされた時には、素早い攻撃行動として出現することがあります。そして、怖いもの知らずな性格を持ちますので、その反応は体の大きなイヌや人にも向けられますので、子犬の時から、しっかりと「生きているものは、強く咬んではいけない」ことを学習させておくことが大切です。とても活動的で、遊びも大好きです。様々な人や犬と交友させ、遊び相手を増やして行きましょう。

ミニチュア・ピンシャーを飼うのに向いている人 

小型犬でありながら非常にタフな犬種です。小型犬に対し、守ってあげたいような感覚の持ち主よりも、小さなことを気にせず、元気に小型犬と付き合っていきたい!という人に向いています。多少のトラブルはミニチュア・ピンシャーの愛嬌程度に捕え、悩まず、次の楽しいことに犬とチャレンジするような心持でちょうど良い犬種です。周りに迷惑をかけないための、犬のコントロール力は求められます。

ミニチュア・ピンシャーの飼い方  

反応性の高いので、素早い「オテ」「オスワリ」など体を動かすことを覚えさせるのは簡単です。ミニチュア・ピンシャーに必要なしつけは、興奮せずに落ち着いて行動すること、自制心を育むことです。子犬の時から、興奮して遊んでいる中でも、時折「マテ」や「フセ」などの停止する号令に従わせ、従ったら十分に報酬を与えることで、飼主もイヌもコントロールを学びます。そして新聞・郵便配達員、ドアホンなど、番犬として激しく反応しそうな場面でも号令に従えるようにします。散歩は1日2回。1回20分程度。あとはボール投げ等で家でも運動させます。小型の短毛犬種ですが、寒さにも比較的強いので冬場でもお散歩はできます。食欲が強い犬は、散歩中の拾い食いには注意しましょう。

ミニチュア・ピンシャーのハウス・ゲージなど住む場所・飼育環境 

小型ながら活動的な犬なので、入ってほしくない場所には、仕切りなどを設置して事故を予防しましょう。とくに留守番させるときは、クレートトレーニングをし、犬が落ち着ける場所を確保するとよいでしょう。また、動きが活発なだけに、高い場所へ登って下りるときに、ケガをする心配もあります。テーブルとイスは離して置くなど、住環境にも注意をしましょう。噛みグセがつきやすいので、噛んで命に関わる電気のコード類や噛み傷をつけられたくない家具などは触れられないように隠したり、仕切りをしたり、噛み防止用の塗布剤を塗っておくなど工夫をしましょう。膝にトラブルを持っている犬が多く、滑りやすい床の上での生活でさらに悪化してしまう可能性があります。飼育する際は、必ず滑りにくい床を選択しましょう。

ミニチュア・ピンシャーの食事

主食には、フードと水のみで栄養のバランスがとれるように作られている、総合栄養食を与えましょう。一般食は、栄養バランスよりも嗜好性を重視する傾向にあるため、主食には不向きです。フードのパッケージに「総合栄養食」と記載されているものの中から、ご自身の犬に合ったフードを選択します。犬はライフステージごとに必要とされる栄養の質と量が微妙に異なります。「子犬用」「成犬用」「シニア犬用」「体重管理用」など、年齢と目的に応じたフードを与えましょう。手作りフードは与えている物を飼主さんが把握できる安心感があり、愛犬のことを思いながら調理する楽しさもあります。しかし栄養バランスを保つのが簡単ではないため必要ならばサプリメント等で補いながら実施することをオススメします。

ミニチュア・ピンシャーのお手入れ・トリミング

ミニチュア・ピンシャーは短毛なので、被毛の手入れは固く絞ったタオルで拭く程度で大丈夫です。ただ、皮膚に不調が出やすい犬なので、食事や環境づくりには気を配りましょう。冬は寒さや乾燥への対策を忘れずに。寒がるようなら、部屋の温度や湿度を上げたりしましょう。保湿スプレーやクリームなどで被毛や皮膚に適度な潤いを与えるなどケアを怠らずに。歯磨きは毎日、軟らかめの歯ブラシで行いましょう。

ミニチュア・ピンシャーが気をつけたい病気・寿命 

・食物やハウスダストなどが原因で炎症を起こす「アレルギー性皮膚炎」
・大腿骨の骨頭という部位が徐々に壊死する「レッグ・ペルテス」
・そけい部から腸や子宮、膀胱などが飛び出す「そけいヘルニア」
・胸に大きな斑点があらわれる「色素欠落」

飼いやすさの目安 ※5段階評価
お散歩が楽 3
初心者向き 3
友好的   2
お手入れのしやすさ 5
訓練のしやすさ 3

監修
ヤマザキ学園大学 講師 福山貴昭先生(危機管理学修士)

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