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ビション・フリーゼの特徴・性格・飼い方

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「耳はどこにあるの?」と聞きたくなるようなふわもこスタイルでトコトコ歩きまわる姿がたまらずチャーミング。真っ白な容姿と明るい性格で、まるで“お姫さま”のような愛され犬、ビション・フリーゼの特徴や性格、歴史や飼い方についてご紹介します。

ビション・フリーゼの特徴・魅力 

ビジョン・フリーゼの特徴といえば、なんといっても綿毛のようにふわふわした純白の被毛。ビション・フリーゼのトレードマークともいえる、綿アメのような丸いカットスタイルは、アメリカ人のトリマーが考案したもので、「パウダー・パフ」と呼ばれます。真っ白な毛色にパッチリとくるくる動く大きな瞳と、黒々とした鼻、短めのマズルが豊かな表情をつくっています。

ビション・フリーゼの歴史 

16世紀頃フランスで、カナリア諸島土着の犬の小型化に成功して生まれたビション・フリーゼ。マルチーズやプードルの血が入っていると考えられています。その愛くるしい容姿から、香水で洗う白い抱き犬として、貴婦人の間で大流行し、歴代の王たちにも愛されました。しかし、19世紀の末になると人気は衰退し、一時は絶滅の危機も。その後愛犬家たちによって救われ、アメリカに持ち込まれてからは独創的なトリミングが開発されて現在のようなドッグ・ショー用カットが生まれました。フランス語でビションは「飾る」、フリーゼは「巻き毛」を意味することから、その容姿が名前の由来になったとも伝えられています。

※写真:まいにちのいぬ・ねこのきもちアプリの投稿写真より

ビション・フリーゼの外見上の特徴 

体高※30cm以下。体重6kg前後。ふわふわの被毛が印象的で、上毛は粗めの巻き毛、下毛は柔らかな毛が大量に生えているダブルコート。触るとしっかりとした弾力感があります。頭部に十分なボリューム感を持たせるカットスタイルが主流で、球状にカットするものはバレーボールサイズになります。その頭部のサイズに合わせ首も太く見えるようにカットされます。この十分な量と長さのある真っ白い被毛から、醸し出されるボリューム感こそビション・フリーゼの外見的特徴となります。トイ・プードルに比べると骨量、筋肉共に豊富で、体のバランスはやや胴長短足の体型となります。しっぽは高い位置にあり、背中に背負っているようにかかげます。トイ・プードルのようにバラエティに富んだ毛色ではなく、頭からしっぽまで白一色です。そして、目やアイライン、鼻、唇などはハッキリとした黒一色となります。

※体高:地面から首と背中の境目付近までの高さで、人の身長に相当するもの。

ビション・フリーゼの性格 

ビション・フリーゼの愛くるしさは外見だけでなく、性格も陽気でいつも明るく、どんな相手とでも仲良くなれるコミュニケーション能力が高い犬が多いです。賢くてトレーニングもしやすく、しつけなどの飲み込みも早いですが、家族の中で自分が中心じゃないと気が済まないという性格になることも。十分にかまってあげる時間をつくることは大切ですが、かわいいからと甘やかしすぎないよう、飼い主のいうことをきちんと聞けるようにすることが大切です。

ビション・フリーゼを飼うのに向いている人 

ビション・フリーゼは愛玩犬として作出されているため、人と共に時間を過ごし、人に甘えるのが大好きです。犬と十分に過ごせる時間が確保できる人が向いています。飼い主さんにベッタリ抱かれていることも好きですが、活発に遊ぶことも好きなので朝晩の散歩や遊びを共に楽しみましょう。抜け毛が少ないため、部屋飼いに適していますが、白い被毛をキープするためには、散歩後、トイレ後、飲食飲水後に被毛を清潔にするケアが必要になります。毎日のお手入れと定期的なトリミングなどの手間暇を惜しまない方に向いているといえるでしょう。

ビション・フリーゼの飼い方  

ビション・フリーゼは人との生活をするうえで必要となる、しつけ・マナーなどは比較的簡単に学習します。基本的な犬の習性や学習理論を理解し、報酬を上手に使ってしつけを実施しましょう。少し怖がりだったり、活発な犬は吠える癖がつかないようにしつけることが大切です。
犬が吠えたときに「吠えちゃダメ!」などと声をかけると、かえって吠えが増えることがありますので注意しましょう。お散歩は1日2回。1回20分程度。日光を浴びたり、豊富な被毛の間に風を通したり、冷たい空気で粘膜を刺激したり、ニオイをいっぱい嗅いで欲求を満たしたり、お散歩はイヌにとって非常に大切ですので、積極的に実施しましょう。冬場のお散歩は静電気等でホコリ等が被毛に付着しやすくなります。コンディショナー選びに気をつけて、汚れ対策をしっかりしましょう。

※写真:まいにちのいぬ・ねこのきもちアプリの投稿写真より

ビション・フリーゼのハウス・ゲージなど住む場所・飼育環境 

好奇心旺盛なので、入ってほしくない場所には、仕切りなどを設置して事故を予防しましょう。とくに留守番させるときは、必ずサークル等に入れて思わぬ事故を防ぐようにします。また噛んで命に関わる電気のコード類や噛み傷をつけられたくない家具などには、噛み防止用の塗布剤を塗っておくことが有効です。毛が豊富なため、熱中症への配慮は非常に重要になります。対策としては冷房機器が整備された飼育環境で、常に水が飲めるようにしておきましょう。膝にトラブルを持っているイヌが多く、滑りやすい床の上での生活でさらに悪化してしまう可能性があります。飼育する際は、必ず滑りにくい床を選択しましょう。

ビション・フリーゼの食事

主食には、フードと水のみで栄養のバランスがとれるように作られている、総合栄養食を与えましょう。一般食は、栄養バランスよりも嗜好性を重視する傾向にあるため、主食には不向きです。フードのパッケージに「総合栄養食」と記載されているものの中から、ご自身の犬に合ったフードを選択します。犬はライフステージごとに必要とされる栄養の質と量が微妙に異なります。「子犬用」「成犬用」「シニア犬用」「体重管理用」など、年齢と目的に応じたフードを与えましょう。手作りフードは与えている物を飼主さんが把握できる安心感があり、愛犬のことを思いながら調理する楽しさもあります。しかし栄養バランスを保つのが簡単ではないため必要ならばサプリメント等で補いながら実施することをオススメします。

※写真:まいにちのいぬ・ねこのきもちアプリの投稿写真より

ビション・フリーゼのお手入れ・トリミング

ビション・フリーゼの毛質は絹糸状でゆるい巻き毛のダブルコート。お手入れをしないと毛がクルクルになったり絡まって毛玉になるので、スリッカーブラシやコームを使ってていねいなブラッシングを心がけましょう。皮膚病の予防も兼ねて、定期的なトリミングやシャンプーで清潔を保つことも大切です。また、口腔内の環境が悪くなると、白い口周りの被毛に臭いや色がつきますので、歯磨きは毎日実施します。歯磨きは必ず軟らかい歯ブラシを使用し実施しましょう。
垂れ耳ですので、耳も汚れやすいです。ウェットティッシュで耳の表面部分を軽く拭いて、被毛の変色等を防ぎましょう。

ビション・フリーゼが気をつけたい病気・寿命 

・足を引きずったり、ピョコッとあげて歩く「膝蓋骨脱臼」
・歯垢、歯石がつきやすく、小型犬がなりやすい「歯周病」
・とつぜんけいれんを起こしてしまう脳の疾患「てんかん」
・皮膚が蒸れやすい高温多湿の時期はとくに気をつけたい「皮膚病」

飼いやすさの目安 ※5段階評価
お散歩が楽 4
初心者向き 3
友好的   4
お手入れのしやすさ 1
訓練のしやすさ 4

監修
ヤマザキ学園大学 講師 福山貴昭先生(危機管理学修士)

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