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マルチーズの特徴・性格・飼い方

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純白の被毛とくりくりとした瞳が印象的なマルチーズ。人に慣れやすく、甘え上手であるともいわれるマルチーズの特徴や性格、歴史や飼い方について、ご紹介します。

マルチーズの特徴・魅力 

愛くるしい表情となめらかな純白のコートを持つ小型犬として、イギリス人貴族の間では「抱き犬」として流行しました。愛玩犬としての歴史が長く、人に慣れやすく、甘え上手で、世界中で飼育されています。被毛は真っすぐで、体の両側に一様に垂れ下がり、その毛は鼻先から尾の付け根まで続いています。被毛の白さと対照的に鼻、唇、目の縁や足裏は黒く、瞳も黒々として、耳は垂れています。

マルチーズの歴史 

英語表記はMaltese。地中海に浮かぶ島国のマルタ島で生まれたことが名前の由来です。二千年以上の歴史を持つ犬種で、フェニキア人の船乗りが地中海のマルタ島にもたらした犬が祖先ではないかと考えられています。ローマ帝国時代のマルタ島総監督もこの犬種を溺愛し、その溺愛ぶりは風刺詩に残されるほどです。ギリシア人、エジプト人など世界的に愛される歴史を持つマルチーズは14世紀ごろにイギリス人貴族の間で大人気となり、さらにその魅力が世界中に広まりました。日本では1968年から84年まで登録件数ナンバーワンの座を占めていました。トップの座を奪われた現在でも、多くのフアンシャーを持つ人気犬種です。

マルチーズの外見上の特徴 

体高※22~25cm。体長※は体高よりも長めです。体重3.2kg以下。純白な長い被毛におおわれた小型犬。絹糸状の長い被毛は、下毛(アンダーコート)のないシングルコートの直毛です。体の両側に一様に垂れ下がり、その毛は鼻先から尾の付け根まで続いています。被毛の白さと対照的に鼻、唇、目の縁や足裏は黒く、瞳も黒々として、耳は垂れています。下毛がないので抜け毛も少ないですが、そのぶん暑さ・寒さにはあまり強くありません。毛色は基本的に純白で、まれに耳などレモン色なども見られます。頭と尻尾を高く上げて姿勢良くスムーズに歩き、その際は純白の長い被毛が軟らかく流れ非常にキレイです。ドッグショウでは目にかかる長い被毛を頭の上に束ねる「トップノット」を作りリボンでとめます。通常、1つにまとめ上げるトップノットですが、なぜかマルチーズだけは正面から見て左右の2つにまとめ上げます。その姿は洗礼された印象と共に、非常にかわいらしく見えます。

※体高:地面から首と背中の境目付近までの高さで、人の身長に相当するもの。
※体長:前胸の出っ張り部分から、お尻の出っ張り部分までの長さ。

マルチーズの性格

 マルチーズの性格は、昔からかわいがられてきた犬だけに、人なつっこく、甘えん坊。小さな体に似合わず強気な一面もあり、不安や恐怖を感じたときには、怖気づかず吠えたり、攻撃的になることもあります。そのようなたまに見せる気の強い一面は、おてんばなお姫様や王子様のようです。基本的には明るく、オープンな性格のイメージを見る人に与えます。家の中では強気な「内弁慶」な性格にならないように、様々なところで、様々な人にかわいがってもらい犬に自信をつけましょう。

マルチーズを飼うのに向いている人 

活発なので、犬を相手する時間をたっぷりとれる人がベター。お散歩や膝の上でのスキンシップ、ボール投げなど小型犬ながら犬と一緒に色々楽しめます。お手入れはしやすいですが、被毛が真っ白なので、口周りの被毛の着色、涙やけは目立ちますのでケアは大切です。純白を保つためには、エサ選びや、日ごろの細かなケアが大切になります。初心者でも十分飼える犬種ですが、犬に手間隙かけたい人にオススメです。

マルチーズの飼い方 

愛らしさから、一見おとなしそうな小型犬ですが、じつは比較的よく吠える犬が多い傾向があります。それは、体の小ささゆえ、大きなものに対して警戒心が強く、吠えて威嚇し身を守ろうとしているから。また、小柄なだけによく動く活発な犬も多くみられます。マルチーズも活発なので、お散歩でパワーを発散させると、イタズラ防止にもなります。小型犬は、人と密接な関係を築いてきた歴史から、常に人と一緒にいたがる犬が多いです。犬が1頭でも安心して休めるなど、子犬の頃から意識的に練習し慣れさせておきましょう。1頭に慣れておくことは、上手なお留守番、入院時の安静など、犬にとって有益なことが多いです。小型犬の事故では、人が抱いている犬を落としてしまう「抱き落とし」と呼ばれる事故が多いです。特にお子様が犬を抱くときなどは、必ず子どもを座らせて抱かせるなどします。子犬のときから活発でよく動きますから、家の中で蹴ってしますう、踏んでしまう、乗ってしまうなどに気をつけましょう。散歩は1日2回の朝夕15分程度。朝のお散歩では朝日をしっあり浴びて体内時計を整えましょう。

※写真:まいにちのいぬ・ねこのきもちアプリの投稿写真より

マルチーズのハウス・ゲージなど住む場所・飼育環境 

小型犬は、家具のすき間など、狭い場所に入り込む危険があります。入ってもらいたくない場所には、仕切りなどを設置して事故の予防を。とくに留守番をさせるときは、必ずサークルやハウスにいれて思わぬ事故を防ぐようにしましょう。また、動きが活発なだけに、高い場所へ登って下りるときに、骨折などのケガをする心配があります。高いところに上がらない躾をするか、階段状の台などを設置します。膝にトラブルを持っているイヌが多く、滑りやすい床の上での生活でさらに悪化してしまう可能性があります。飼育する際は、必ず滑りにくい床を選択しましょう。小型犬ですので冬の寒さには弱いです。静電気が置きにくい厚めのベッドなどで寒さ対策を採りましょう。

マルチーズの食事

主食には、フードと水のみで栄養のバランスがとれるように作られている、総合栄養食を与えましょう。一般食は、栄養バランスよりも食いつきを重視しているため、主食には不向きです。フードのパッケージの裏に総合栄養食と記載されているものを選んで。犬は、成長や年齢ごとに必要とされる各栄養素の量が異なります。「子犬用」「成犬用」「シニア犬用」「超小型犬用」「体重管理用」など、年齢と目的に応じたフードを与えましょう。手作りフードは与えている物を飼主さんが把握できる安心感があり、愛犬のことを思いながら調理する楽しさもあります。しかし栄養バランスを保つのが簡単ではないためサプリメント等で補いながら実施することをオススメします。

マルチーズのお手入れ・トリミング 

美しい純白の被毛は細い絹状のなめらかな質感を備えています。被毛は自然に伸ばすのが基本ですが、カットすることで生活しやすくなり、犬の印象も変えることができます。毎日の手入れはピンブラシなど被毛に優しいブラシでのブラッシングのほかに、汚れやすい目と口のまわりを拭いて清潔に保つことが必要です。涙やけは瞼や被毛で目を刺激してしまっていることや、食事内容が原因になっていることもあります。毎日のケアでは涙の量や性状をチェックして、犬にあった方法を模索しましょう。

※写真:まいにちのいぬ・ねこのきもちアプリの投稿写真より

マルチーズが気をつけたい病気・寿命 

・たれ耳のため蒸れやすく、細菌やカビが原因で、外耳道に炎症が起こる「外耳炎」
・涙が涙管からうまく排出されないために涙があふれ出て、眼の周りや鼻の脇に「涙やけ」と呼ばれる色素沈着が起きてしまう「流涙症」
・ まぶたが内側に巻き込まれ逆さまつげになり、角膜炎や結膜炎などを引き起こす「眼瞼内反症」
・ 犬の皮膚に寄生する真菌(マラセチア)が増殖し、皮膚がべたつき、赤く腫れてしまう「マラセチア皮膚炎」
・ 心臓の左心房と左心室の間にある僧帽弁がしっかりと閉まらなくなってしまう「心臓疾患(僧帽弁閉鎖不全)」
・ 細菌感染や肛門のうが詰まって炎症が起こる「肛門のう疾患」
・ 膝のお皿の骨が正常な位置から外れてしまう「膝蓋骨脱臼」
・体を守るための免疫が、赤血球を誤って壊してしまい、貧血に陥る「免疫介在性溶血性貧血」

飼いやすさの目安 ※5段階評価
お散歩が楽 5
初心者向き 4
友好的   3
お手入れのしやすさ 3
訓練のしやすさ 3 

監修
ヤマザキ学園大学 講師 福山貴昭先生(危機管理学修士)

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