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ミニチュア・ダックスフンドの性格 飼い方のコツ・飼い主の悩みQ&A|いぬのきもち 犬図鑑  

ミニチュア・ダックスフンド

ミニチュア・ダックスフンド

英語名
Miniature Dachshund
原産国
ドイツ
サイズ
小型犬
グループ
ダックスフンド
  • ダックスフンドその1
  • ダックスフンドその2
  • ダックスフンドその3
  • ダックスフンドその4
  • ダックスフンドその5
  • ダックスフンドその6

ミニチュア・ダックスフンドの性格と特徴・飼いやすさ

ミニチュア・ダックスフンド
胴長短足の体型と、品格を感じさせる愛らしい姿が特徴のミニチュア・ダックスフンド。性格は友好的で落ち着いており、人の指示をよく理解します。甘えん坊な一面もあり、抱っこも大好きです。ダックスフンドのサイズは、最もポピュラーなミニチュアのほか、より小さいサイズのカニーンヘン、大きいサイズのスタンダードがあります。

ミニチュア・ダックスフンドの飼いやすさ 各項目の数値が大きいほど飼いやすい傾向

※参考『日本と世界の犬のカタログ』(成美堂出版)

ミニチュア・ダックスフンドの性格

友好的で落ち着きのある性格です。明るく遊び好きで、抱っこが大好きな甘えん坊なところもあります。ただ、狩猟犬として活躍していた犬種なので反応性が高く、初めて会う相手やドアホンなどの物音に興奮して吠えやすい性質をもっています。都市部で飼育するにあたっては、吠えをコントロールできるようにトレーニングすることが大切です。

ミニチュア・ダックスフンドの大きさ

ダックスフンドのサイズは、生後15カ月を経過した時点で胸囲を計測して決定します。このとき、胸囲30~35cmの場合にミニチュア・ダックスフンドに分類され、これより小さい場合はカニーン・ダックスフンド、大きい場合はスタンダード・ダックスフンドに分類されます。
胴長短足のアンバランスな外見ながら、充分な骨量と筋肉、柔軟性をもっており、運動能力が高いのが特徴。穴に入って狩猟をしていたため、頭は上から見ても横から見ても細長く、鼻の先に向かって先細りになっています。あまり尾を高く上げないことも特徴的です。

胸囲:30~35㎝/体重:5㎏以下

ミニチュア以外のダックスフンドの大きさ

カニーンヘン・ダックスフンド

胸囲:30㎝以下/体重:3.2~3.5㎏

スタンダード・ダックスフンド

胸囲:35㎝を超える/体重:約9㎏

ミニチュア・ダックスフンドの毛色の種類

ダックスフンドの被毛の色は、レッドやイエローで、黒毛が散在しているものもあります。白斑は望ましくありませんが、小さいものは認められます。
被毛は光沢のある長毛のロングヘアード、なめらかな密集した短毛のスムースヘアード、針金状の剛毛をもつワイアーヘアードの3タイプがあります。
ミニチュア・ダックスフンド
ロングヘアード/レッド
ミニチュア・ダックスフンド
ロングヘアード/ブラック&タン
ミニチュア・ダックスフンド
スムースコート/レッド

ミニチュア・ダックスフンドの心配な病気

・長い胴にジャンプや肥満で負担をかける「椎間板ヘルニア」
・関節への負担が原因で起こる「関節炎」
・老化に伴って目が濁る「白内障」
・歯垢や歯石内の細菌が感染する「歯周病」
・膀胱に石ができ、痛みが出る「膀胱結石」

ミニチュア・ダックスフンドの価格相場(2023年)

愛犬の迎え入れ方にはペットショップ、ブリーダーから、保護犬などさまざまな方法があります。例えばペットショップで購入する場合だと、下記のような価格相場です。
価格27万円~

※ペットショップ・ブリーダーのウェブサイトを編集部で調査(2023年4月)

ミニチュア・ダックスフンドの飼い方

ミニチュア・ダックスフンド

ポイント(1)肥満予防のためにも毎日の運動を

⼩さくてもとてもスタミナのある⽝種です。また、肥満にさせると腰に負担をかけ椎間板ヘルニアを発症するリスクが高まるので、毎⽇朝⼣20分程度の散歩を⽋かさないようにしましょう。また、ロープを使った引っ張りっこや、穴掘りの要素を取り入れた遊びも喜びます。

ポイント(2)吠えをコントロールできるようにして

ミニチュア・ダックスフンドは刺激への反応性が⾼く、吠えやすい性質をもっています。飼い主さんの指⽰に従って興奮や吠えをコントロールできるよう、⼦⽝の頃からしっかりトレーニングすることが⼤切です。また、見知らぬ人や犬にも友好的に接することができるよう、いろんな人や犬と触れ合わせ、社会化を促すようにしましょう。

ポイント(3)腰に負担がかからない生活を心がけて

ミニチュア・ダックスフンドがとくに気をつけたい病気に、椎間板ヘルニアがあります。滑りやすいフローリングの床を⽇常的に⾛り回っていると、腰に⼤きな負担がかかり、発症リスクが⾼まります。⽣活スペースは、滑りにくい床材を選びましょう。同時に、⼤きな段差をなくす、⾼いところから⾶び降りをさせないなどの注意も必要です。

ポイント(4)被毛のタイプに合ったお手入れを

ロングヘアードは、獣毛ブラシで毎日ブラッシングを。散歩後はしっぽの長い毛にゴミや病害虫がつきやすいので、お手入れをしながらよく観察しましょう。また、換毛期には下毛が大量に抜けるので、シャンプーやトリミングを行いましょう。
スムースヘアードは、定期的なブラッシングのほか、散歩後などには濡らしたタオルを固く絞って体全体を拭き、皮膚・被毛を清潔に保ちましょう。
ワイアーヘアードは、定期的にスリッカー・ブラシでブラッシングをするほか、定期的にシャンプーとブラッシングを行いましょう。口ひげのような被毛に食べかすがつきやすいので、食事のあとは軽く拭き取りましょう。

ポイント(5)食べにくそうならスヌードを活用して

主⾷には、フードと⽔のみで栄養のバランスがとれるように作られている、総合栄養⾷を与えましょう。総合栄養⾷の中でも、ミニチュア・ダックスフンドのような⼩型⽝には、粒が⼩さいもの、飲み込みやすいものを選ぶのがおすすめです。フード周りの細かな粉がフードを飲み込みにくくすることもあるので、フードに⽔を絡めてもよいでしょう。
また、フード選びに際しては、ミニチュア・ダックスフンドは椎間板ヘルニアに注意が必要なことから、⾻・関節をサポートする成分を配合したフードを選ぶのも⼀案です。迷う場合は、獣医師に相談しましょう。
毎回の食事で耳先が汚れてしまうような場合は、スヌードや、⽿が⻑い⽝専⽤の⾷器を使うといいでしょう。

ミニチュア・ダックスフンドの飼い主に聞く 飼いやすさと飼い方のコツ

「いぬのきもちアプリ」ユーザーの、ダックスフンド(カニーンヘン、ミニチュア、スタンダード)の飼い主さんに、実際に飼ってみてどう感じたかをアンケート調査しました。
※この調査は飼い主さんの主観によるものです。また犬の性質は同じ犬種でも個体によって異なります。
愛犬は飼いやすい? 大変?
【いぬのきもちWeb】犬の日企画 犬の好きなところアンケート調査(2020年7月実施)回答者数 237人

■思っていたより飼いやすい

  • 「パピー時代は大変でしたが、今はイタズラもせずとにかくおとなしい! 散歩さえ欠かさないで、そばにいてあげればいいので楽です」
  • 「シャンプーや爪切り、歯磨きなどのお手入れをまったく嫌がらないので、とても飼いやすいです」
  • 「思っていたより吠えない」
  • 「『ダックスフンドは大きい声で鳴く犬』と聞いていたけれど、ちゃんと教えれば吠えなくなってくれたから」
  • 「今でこそ老犬になり、多少のお世話がかかるようになりましたが、以前は家族全員が仕事や学校で朝から夕方まで留守をしても、しっかりお留守番してくれました。トイレも失敗なく過ごしてくれました。帰省などで家を空けるときはペットホテルも利用しましたが、問題なく待っていてくれました。ヘルニアが出るときもありましたが、それ以外では滅多に病院にかかることもなく、健やかに過ごしてくれました」
  • 「もっと活発かと思っていたのですが、ちゃんと言うことは聞いてくれるし、なんといっても素直だから」
  • 「家の中が明るくなり、用事は増えるけどそれが楽しい」
  • 「トイレもすぐに覚え、お利口なので」

■思っていたより飼うのが大変

  • 「ダックスフンドなので吠えると声が大きく、インターホンが鳴ったときなど、吠えさせないようにするのが大変だった」
  • 「一度ヘルニアになり、しばらく歩けなくなっていたので、それから今も注意しています。ダックスフンドはなりやすいといわれました」
  • 「抜け毛が多いので、掃除してもすぐ床に毛が落ちていたり、洋服についたりするので大変」
  • 「毎年、ワクチン注射やフィラリア予防、狂犬病注射など、病院代がかかること」
  • 「はじめての室内犬なので、粗相をしてしまうと掃除が大変」
  • 「散歩や医療費、ほかの犬に吠えること」
  • 「なんでも噛むので、リビングから物がなくなりました。リボンの切れ端を飲み込んでしまって、病院へ駆け込んだことも」
  • 「吠えグセやマーキングなどが大変だと思った」
ダックスフンドの飼い主さんのなかには、「猟犬は活発で飼うのが大変」「よく吠える犬種」というイメージをもって迎え入れたかたも多数見られ、そのぶん「思っていたよりもおとなしく、飼いやすい」と感じたかたが多い印象を受けました。ただし、無駄吠えの多さについては、意見が大きく分かれるようです。
ダックスフンドの飼い主さんアンケート結果はこちら!

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ミニチュア・ダックスフンドの歴史や背景

ミニチュア・ダックスフンド
ダックスフンドは、中世のドイツでダッケルまたはテッケルと呼ばれていました。アナグマ猟のために穴の中での狩猟に適した犬が繁殖されており、これらの短足の犬から進化して、19世紀になってミニチュアが作出されました。最古の愛犬家クラブは1888年に誕生し、現在は3つのサイズと3つの毛質に分類されています。日本ではペットブームを象徴する犬種で純血種人気1位に輝いたこともあります。
監修:ヤマザキ動物看護大学講師福山貴昭先生(危機管理学修士)
参考:『日本と世界の犬のカタログ』(成美堂出版)
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