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パグの特徴・性格・飼い方

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岩石のような顔をした独特の個性で愛されているパグ。オランダから世界に広まり、イギリスやロシアの王族をも魅了したといわれています。そんなパグの特徴や性格、歴史や飼い方について、ご紹介します。

パグの特徴・魅力

パグはもともと愛玩犬だったことから、攻撃的な面や神経質な面が少ない犬が多く、陽気で明るく、飼い主さんとのスキンシップを好みます。表情がコロコロと変わり、見ているだけでも癒される独特の愛嬌は、パグのチャームポイントでしょう。暑さに弱いので、温度対策に気を配る必要があります。

パグの歴史 

中国で誕生し愛玩犬として飼育されていた犬が、1600年代末ごろにオランダへ持ち込まれることでヨーロッパを中心に広がり人気犬種となっていきました。イギリスのウイリアム3世やロシアのエカテリーナ2世など、王族・貴族たちにも愛されたと伝わっています。頭部の凹凸が少なく形状が「握り拳」のようだったことから、ラテン語で握り拳を意味する「パグナス」が犬種名の「パグ」になったとする説が有力です。

パグの外見上の特徴 

体高※25cm程度で、体重6.3~8.1kg。耳も頭部の球状の形に収まる凹凸の少ない顔が特徴です。額にはハッキリと困ったように見えるシワと、鼻の上にも大きなシワがあります。この額のシワの部分は毛色がやや濃くなります。大きな目と、短くて黒い口周りも特徴的です。体も凹凸が少ない寸胴タイプで、2重にくるっと巻いた尻尾が大きなアクセントになります。筋肉質で骨格もしっかりしています。毛質は短毛でなめらか。毛色にはシルバー、アプリコット、フォーン、ブラックなどがありますが、マズルやマスク、耳、ほほの上など多くの部分で黒色になります。筋肉質な割に柔軟性があり、動きにぎこちなさがなくスムーズなことも特徴です。

※体高:地面から首と背中の境目付近までの高さで、人の身長に相当するもの。

パグの性格 

パグは明るく陽気で、ポジティブ思考。比較的飼いやすい性格といわれています。また、人への愛着が強いため、飼い主さんのそばにいることを好みます。その一方で頑固な一面もあるため、わがままにならないよう、飼い主さんの指示に従えるしつけをしておくと、よりよいパートナーになってくれるはずです。頑固そうな見た目同様に頑固にふるまう性格もパグらしく愛らしいです。

パグを飼うのに向いている人 

パグは飼い主さんといっしょにいること、いっしょに遊ぶことを好みます。1頭だけで留守番させる時間が長すぎず、散歩に出かける時間や室内でいっしょに遊べる時間をとれる人に向いているでしょう。また、性格だけでなく、サイズ的にも最初に飼う犬としておすすめできます。
医療費がかかりやすい犬種です。イヌにかける経済的余裕の有無も1つの判断基準となります。

パグの飼い方 

短頭犬種のため、長く集中するトレーニングで体力を使うことは苦手です。涼しい環境で短いトレーニングを回数多く実施するのが効率的です。また、しつけにおける犬の学習を効率良く実施するためには動物行動学にある学習理論に則ってトレーニングすることをオススメします。まずは飼主さん自身の勉強からしつけはスタートします。運動は暑くない時間帯を選んで1日2回、1回20分程度行いましょう。比較的肥満になりやすい犬種ですので、速足で歩く時間もおりまぜながら散歩を。興奮しやすい犬は遊びの際に、加えたおもちゃを振り回したり、物に衝突したりすることで眼を傷つけてしますこと恐れがあります。おもちゃ選びは眼の損傷を避けられるものを選んで。また、興奮していても「オスワリ、フセ」の号令にいつでも従うトレーニングを学習させておくことは、眼の損傷の他にも様々なトラブルを防止します。

パグのハウス・ゲージなど住む場所・飼育環境 

しっかりしつけが済むまで、人が犬から目を離す時や留守番をさせる時などは、サークルに入れるなどしてトラブルを予防します。また、噛むと命にかかわる電気のコード類や噛み傷をつけられたくない家具などには、噛み防止用の塗布剤を塗っておくことも有効です。犬の生活環境に常に噛んでも心配ないオモチャなどを置いておくことも大切です。滑りやすい床の上だと、健全な犬の発育に悪影響を与える心配があります。飼育する際は、必ず滑りにくい床を選択しましょう。活発な犬種のためよく動き、そのため水も良く飲みます。新鮮な水を常に飲めるようにしておきましょう。

パグの食事 

主食には、フードと水のみで栄養のバランスがとれるように作られている、総合栄養食を与えましょう。一般食は、栄養バランスよりも食いつきを重視しているため、主食には不向きです。フードのパッケージの裏に総合栄養食と記載されているものを選んで。犬は、成長や年齢ごとに必要とされる各栄養素の量が異なります。「子犬用」「成犬用」「シニア犬用」「体重管理用」など、年齢と目的に応じたフードを与えましょう。手作りフードは与えている物を飼主さんが把握できる安心感があり、愛犬のことを思いながら調理する楽しさもあります。しかし栄養バランスを保つのが簡単ではないため必要ならばサプリメント等で補いながら実施することをオススメします。

パグのお手入れ 

パグは短毛ですが、ダブルコートで抜け毛もあります。ブラッシングは定期的に行い、抜け毛や付着した皮脂やゴミを取り除いて皮膚を清潔に保ちます。顔のしわは特徴でもありますが、しわの間が蒸れやすく、トラブルになりやすいので、定期的にかたく絞った布でしわの間をやさしくふき取りましょう。目の異常も多いので、目をしっかり開けているか、充血していないか、目ヤニの量や形状が変化していないかなど、確認する習慣をつけましょう。

パグが気をつけたい病気・寿命 

・しわの間が汚れておこる「皮膚病」
・鼻の穴がせまくなって息がしづらくなる「鼻腔狭窄」
・パグ特有のけいれん発作「壊死性髄膜脳炎(パグ脳炎)」
・あごの軟口蓋がのどの入り口をふさぎ、呼吸が苦しくなる「軟口蓋過長症」
・足を引きずったり、ピョコッとあげて歩く「膝蓋骨脱臼」
・つぶれたような声のセキをする「気管虚脱」
・暑さに弱いため「熱中症」
・呼吸器の疾患がきっかけで起こりやすい「心臓疾患」

飼いやすさの目安 ※5段階評価
お散歩が楽 4
初心者向き 4
友好的   3
お手入れのしやすさ 4
訓練のしやすさ 3

監修
ヤマザキ学園大学 講師 福山貴昭先生(危機管理学修士)

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