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もふもふの大型犬、かわいい画像をまとめてお届け 犬種の特徴も解説
被毛が豊富でもふもふとした大型犬は、見ているだけで癒されますよね。そこで今回は、毛色別にもふもふの大型犬をピックアップして、その特徴などについてご紹介します。大型犬以外のもふもふの犬種の画像もご紹介するので、癒されちゃってください♪

いぬのきもち獣医師相談室
大型犬(白いもふもふ編)
グレート・ピレニーズ
グレート・ピレニーズは、フランスのピレネー山脈の傾斜地や起伏の激しい土地で、羊などの家畜の群れや羊飼いの家族を、クマやオオカミなどから守る護衛犬として活躍してきた犬種です。
成犬時の標準体重は45~60kgと、非常に大きな体格も特徴のひとつですが、人に危害を加えることがないように、近年では、おおらかな性格が定着しているといわれています。
しかし、護衛犬として活躍していた背景から、攻撃することの効果を知ってしまった場合は大変危険ですので、子犬の頃からきちんとしつけることが大切です。
サモエド
雪のように白く、ふわふわとした外見が愛らしいサモエド。その昔は、ほかの毛色も存在していましたが、現在は白一色のみが認められています。
一般的なペットショップでの生体販売価格の目安は45万円~。何世紀にも渡って遊牧民とともに移動し、トナカイの群れの管理などをしていたため、家庭犬に適した犬種といわれることも少なくありません。
なお、サモエドは別名「シベリアン・スピッツ」とも呼ばれ、日本スピッツの祖先という説もあります。
オールド・イングリッシュ・シープドッグ
ミュージカル映画『アニー』に登場し、人気を博したオールド・イングリッシュ・シープドッグ。まるで大きなぬいぐるみのような愛らしい姿が特徴です。
成犬時の標準体重は25~40kgと大きめですが、子犬の頃の面影を残しつつ大きくなるので、いつまでも子犬のように可愛らしい印象を与えるでしょう。
なお、人なつっこい性格の犬が多いようですが、もともとは牧畜犬として活躍していた犬種のため、攻撃的な一面を見せることも。子犬の頃からのしつけは徹底してください。
大型犬(黒いもふもふ編)
ニューファンドランド
「ニューファン」などの愛称でも親しまれているニューファンドランドは、カナダのニューファンドランド島からその名が与えられたとされています。
ニューファンドランド島では、猟師の仕事を手伝っていたほか、水難救助犬としても活躍していたそうです。
成犬時の標準体重は54~68kgと非常に大きくなるため、十分な飼育スペースを用意し、しっかりと運動させてあげましょう。
バーニーズ・マウンテン・ドッグ
スイス原産のバーニーズ・マウンテン・ドッグは、「気は優しくて力持ち」といわれるように、飼い主さんの気持ちを察して行動する、温和な性格の犬が多いとされています。
一方で、使役犬として活躍していた背景から、その場の状況を自分で判断して行動しようとする一面もあるため、「マイペース」や「自分勝手」と評価されることが。
一般的なペットショップでの生体販売価格の目安は33万円~。大型家庭犬として世界的に人気の犬種といわれています。
スタンダード・プードル
プードルの歴史は古く、正確な発祥地は不明ですが、地中海を囲むヨーロッパの国々で活躍した水猟犬が祖先とされています。
成犬時の標準体重は20~29kgとされ、その美しい容姿からショードッグとしても支持されるようになり、フランスやドイツ、イギリスなどを中心に世界各国で人気の犬種となったそうです。
毛色はブラックのほかにも、レッド、ホワイト、シルバー、ベージュ、アプリコット、ブラウン、ブラック、ブルーなどが認められています。
大型犬(茶色いもふもふ編)
セント・バーナード
スイス原産のセント・バーナードは、数ある犬種の中でも最重量に属する犬です。
成犬時の標準体重は54~91kgで、大きな頭や幅広い背中、厚い胸板、長く大きな尻尾など、どのパーツも大きく、がっしりした印象を与えるでしょう。
祖先はチベタン・マスティフとされ、1660年代から人に飼われていたと考えられています。かつては、雪深いアルプス山中で遭難した旅人を捜索する救助犬として働き、生涯で40名もの命を救った犬もいるのだとか。
ゴールデン・レトリーバー
ゴールデン・レトリーバーは、猟で撃ち落とされた鳥をくわえて運ぶ、鳥猟犬として働いていた犬種で、近年では盲導犬や介助犬、麻薬探知犬など、さまざまな分野で活躍しています。
このことからもわかるように、ゴールデン・レトリーバーは高い学習能力をもっているといわれ、相手に合わせて優しく接することができるとされています。
一般的なペットショップでの生体販売価格の目安は33万円~。しっかりコミュニケーションをとってあげることで、よきパートナーとなってくれるでしょう。
チャウ・チャウ
ユニークな表情が魅力のチャウ・チャウ。原産国は中国で、成犬時の標準体重は18~27kgとされています。
個体差はありますが、遺伝的に原種に近いため、人に甘える行動を見せることは少なく、頑固で警戒心が強い犬が多いようです。そのため、子犬の頃からしっかりと社会化しつけを行うことが大切でしょう。
なお、茶色系(フォーン)のほか、ブラックやブルー、クリーム、ホワイトなどさまざまな毛色が見られる犬種です。
ラフ・コリー
牧羊犬として活躍していたラフ・コリー。19世紀後半になるとヴィクトリア女王に寵愛されたことで注目を浴び、貴族や富裕階級の愛玩犬として人気が高まったといわれています。
その後、アメリカで『名犬ラッシー』が大ヒットしたことによって、この犬種が広く知られ、日本でも“コリーブーム”が起きました。
主な毛色は、セーブル&ホワイトやトライカラー、ブルーマール。賢い犬種といわれているので、さまざまなことを覚えさせることで、すばらしいパートナーとなってくれるでしょう。
大型犬以外のもふもふの犬種
ここからは、大型犬以外のもふもふの犬種を見ていきましょう。
もふもふの小型犬
◆ポメラニアン
◆トイ・プードル
◆ビション・フリーゼ
もふもふの中型犬
◆日本スピッツ
◆シェットランド・シープドッグ
◆シベリアン・ハスキー
もふもふの大型犬はやっぱり可愛い
もふもふの大型犬は可愛らしく、見ているだけで癒される存在ですね。しかし被毛が豊富な犬種は、ブラッシングやシャンプーなどのお手入れが「大変」といわれることも少なくありません。
また、大型犬はかなりの運動量を要するため、1日2回それぞれ1時間以上を目安に散歩に連れて行く必要があり、飼い主さんの体力や時間も必須。
そのほか、医療費や食費などがかさむケースが多いので、大型犬を飼う場合は、ご自身のライフスタイルや経済状況などと照らし合わせて、総合的に判断してみることが大切です。
監修/いぬのきもち相談室獣医師
文/kagio
※性格や気質などは個体差にもよりますのであくまで目安としてください。
※一部写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
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