1. トップ
  2. 犬と暮らす
  3. チワワの特徴・性格・飼い方

チワワの特徴・性格・飼い方

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

小さな体に、うるうるとした大きな瞳で、見つめられた人をキュンとさせる愛くるしいチワワ。世界最小の純血種で、その小ささは、バッグに入れていつでもどこでもいっしょに行きたくなってしまうほど。長いこと人とともに暮らし、世界中の愛玩犬としてかわいがられてきたチワワの特徴や性格、歴史や飼い方について、ご紹介します。

チワワの特徴・魅力

アップルヘッドといわれるリンゴ形の頭と、ピンと立った大きな耳、うるうるとした大きな瞳と、世界最小といわれる小さな体が特徴。体重は3㎏以下で、小型犬のなかでも「超小型犬」といわれるほどの小ささです。毛質により2種類に大別でき、なめらかな短毛のスムースチワワ(スムースコート、ショートヘアー)と、やわらかい長毛のロングチワワ(ロングコート)がいます。チワワが日本の家庭犬として定着したのは戦後まもなくのことで、おしゃれな女性を紹介した週刊誌の記事でチワワが紹介され、その小ささに日本中がビックリ。チワワを飼う人が増え続け、その人気は今でも高く、ジャパンケネルクラブ(JKC)の登録頭数でも毎年上位にランクインしています。

※写真:まいにちのいぬ・ねこのきもちアプリの投稿写真より

チワワの歴史

チワワのルーツにはさまざまな説があり、チワワの祖先と思われる小さな犬の骨は、メキシコやアメリカなど世界各地で見つかっています。有力なのは、メキシコのテチチ州にいた土着犬説。穴ぐらで暮らす体の小さな犬を珍しがった欧米人が自国に持ち帰り、改良したのが現在のチワワだといわれています。ちなみに“チワワ”という名前は、テチチという地名に由来しているとか。アメリカなまりで「チワワ」と呼ばれるようになり、現在に至るようです。古代メキシコでは、昼夜の寒暖の差が激しい土地柄、チワワが湯たんぽ代わりに重宝されていたという話も。また、航海から戻ったコロンブスがスペイン王に提出した航海誌に「吠えない小さな犬を見た」との記録があり、それがチワワのことだったという話もあります。

※写真:まいにちのいぬ・ねこのきもちアプリの投稿写真より

チワワの外見上の特徴

とにかく小さいことが外見上の最大の特徴。丸みをおびた「アップルヘッド」と呼ばれる形の頭部は大きく、小さいからだと大きめな頭のバランスはほかの犬種ではみられません。また体高※よりも体長※がやや長い、バランスも美しく見える理由のひとつです。しっぽの保持に特徴があり、動いているときは先端が腰部に向かって丸みのあるカーブか半月形で高く保持します。被毛は、光沢がかった短い毛が密生しているスムースコートと、長くやわらかい毛で覆われ、飾り毛が美しいロングコートの2タイプ。色の規定はなく、マールカラー(3色の組み合わせであるトライカラーの黒色が白く抜けた毛色)を除いた、基本的にすべての毛色が認められています。ベースカラーと班の組み合わせを考えると、チワワの被毛カラーのバリエーションは豊富。 単色…ブラック、レッド、チョコ、フォーン(黄金色)、ホワイト、クリーム、ブルー(青みがかった灰色)、イザベラ(ブルーとチョコの中間色) 3色のトライカラーのチワワ、3色以上が入るパーティーカラーのチワワもいて、実にさまざまです。チワワの人気カラーはチョコ&クリーム、レッド&ホワイト、セーブル&クリーム、ブラック&ホワイト、最近ではブルー&フォーンのチワワなどが挙げられます。 両目の上に眉のようなマーク(タンマーキング)が入るチワワのタンカラーも特徴的で、チワワと言えばチョコタン(チョコレート タン)、ブラックタン(とくにスムースチワワのブラックタン)といった毛色をイメージする人も多いのではないでしょうか。 そのほか、日本ではあまり多く見かけませんが、全身にまだらのさし毛が入るブリンドルカラーのチワワや、くっきりとした柄が入るスポットのチワワなども見られます。
※体高:地面から首と背中の境目付近までの高さで、人の身長に相当するもの。
※体長:前胸の出っ張り部分から、お尻の出っ張り部分までの長さ。

※写真:まいにちのいぬ・ねこのきもちアプリの投稿写真より

チワワの性格

テリア種がもつ反応の高さと早さを備えた性格です。飼主への愛着が強く、甘えん坊のイヌが多いです。体の小ささゆえ、警戒心が強く、怖がりな性格になりやすい傾向にあります。ゆえに飼い主さんが過保護にさせたり、甘やかしやすいことから、ワガママな性格になるイヌも。「チワワはしつけをしなくてもいい」と聞くことがあるかもしれませんが、そうではなく、子犬のころからしつけをし、社会性を高めれば、穏やかでフレンドリーな長所を引き出してあげることができるでしょう。

※写真:まいにちのいぬ・ねこのきもちアプリの投稿写真より

チワワを飼うのに向いている人

愛犬といつもいっしょにいたくて、いろいろなところへ出かけたいと思う人にはピッタリ。チワワ用の洋服やアクセサリーなどのグッズもたくさん売られていますから、おしゃれを楽しみたい人にもオススメです。体が小さいため、あまり広いスペースがないけど犬を飼いたいという人や、多頭飼いを望む人にも飼いやすい傾向にあります。ほかの犬種にくらべて、散歩量は比較的少なめでも大丈夫ですが、「チワワは散歩しなくていい」という話を信じるのは間違い。散歩は気分転換やストレス発散、社会性を身につけるためにも必要ですから、毎日散歩に連れていってあげられる人に向いています。

※写真:まいにちのいぬ・ねこのきもちアプリの投稿写真より

チワワの飼い方

チワワは本々暖かい地域で生まれた犬種であることと、体が小さいため寒がりです。冬の外出時は必要に応じて洋服を着せるなどの調整をしてください。チワワは「散歩は必要ない」「しつけはいらない」などと聞くかもしれませんが、どちらも間違いです。外を散歩することは、空気で粘膜を刺激し、毛の間の通気を良くし、日光浴にもなります。何より、新しい刺激に出会うことができ気分転換にもなります。社会性が身につき、警戒心が和らぐと、ムダ吠えやビビリなどの困った行動の軽減にもつながります。チワワの飼い主さんは、小ささゆえに「かわいいから」「かわいそうだから」と思い、おねだりを許したり、嫌がるお手入れをやめてしまったりと、甘やかす傾向にあります。その結果、チワワが威張った性格になり、少しでも嫌なことがあるとうなったり噛んだりすることも。甘やかさないために厳しくする必要はありませんが、子犬のころからほめるしつけを取り入れ、チワワが嫌がることはおやつなどを与えながら、少しずつ慣れさせていきましょう。

※写真:まいにちのいぬ・ねこのきもちアプリの投稿写真より

チワワのハウス・ゲージなど住む場所・飼育環境

好奇心旺盛なので、入ってほしくない場所には、仕切りなどを設置して事故を予防しましょう。特にお料理中の足下は食べ物などを落としやすいので、注意が必要です。また留守番させるときは、必ずサークル等に入れて思わぬ事故を防ぐようにします。また噛んで命に関わる電気のコード類や噛み傷をつけられたくない家具などには、噛み防止用の塗布剤を塗っておくことが有効です。
膝にトラブルを持っているイヌが多く、滑りやすい床の上での生活でさらに悪化してしまう可能性があります。飼育する際は、必ず滑りにくい床を選択しましょう。
また、寒さに弱いので冬場は厚手のベットや必要ならば電気毛布などを用意し防寒します。

※写真:まいにちのいぬ・ねこのきもちアプリの投稿写真より

チワワの食事

主食には、フードと水のみで栄養のバランスがとれるように作られている、総合栄養食を与えましょう。一般食は、栄養バランスよりも嗜好性を重視する傾向にあるため、主食には不向きです。フードのパッケージに「総合栄養食」と記載されているものの中から、ご自身のイヌに合ったフードを選択します。イヌはライフステージごとに必要とされる栄養の質と量が微妙に異なります。「子犬用」「成犬用」「シニア犬用」「体重管理用」など、年齢と目的に応じたフードを与えましょう。手作りフードは与えている物を飼主さんが把握できる安心感があり、愛犬のことを思いながら調理する楽しさもあります。しかし栄養バランスを保つのが簡単ではないため必要ならばサプリメント等で補いながら実施することをオススメします。

チワワのお手入れ・トリミング

チワワのお手入れは「スムースコート」と「ロングコート」で異なります。スムースコートは被毛が短いのでお手入れは比較的ラクですが、短い毛が洋服に刺さるので、ラバーブラシでマメにブラッシングをしたり、シャンプーも定期的にするといいでしょう。ロングコートは、下毛(アンダーコート)が抜けるのと、耳やしっぽ、足の飾り毛が細く絡まりやすいため、スリッカーブラシやピンブラシを使い、毎日ブラッシングをしましょう。絡んだ毛を無理にとかそうとするとお手入れ嫌いにさせてしまうので、先端から少しずつほどくようにとかすのがコツです。

※写真:まいにちのいぬ・ねこのきもちアプリの投稿写真より

チワワが気をつけたい病気・寿命

・脳に水がたまってしまい、ふらつきや痙攣などの神経症状が起きる「水頭症」
・口のなかに歯垢がたまり、歯ぐきやあごの骨が炎症を起こす「歯周病」
・肺への空気の出し入れを行う気管が途中でつぶれてしまい呼吸ができなくなってしまう「気管虚脱」
・犬の皮膚に寄生する真菌(マラセチア)が増殖し、皮膚がべたつき、赤く腫れてしまう「マラセチア皮膚炎」
・心臓の左心房と左心室の間にある僧帽弁がしっかりと閉まらなくなってしまう「心臓疾患(僧帽弁閉鎖不全)」
・脳の構造には異常がないにも関わらず、けいれん発作が突然起こる「てんかん」
・体が小さいから子犬が生まれにくい「難産」
・細菌感染や肛門のうが詰まって炎症が起こる「肛門のう疾患」
・足の付け根(そけい部)にある隙間が広がって、内臓が外に押し出されてしまう「鼠径ヘルニア」
・膝のお皿の骨が正常な位置から外れてしまう「膝蓋骨脱臼」
・頭のちょうど真ん中にある泉門が成犬になっても閉じずに開いたままになっている「泉門開存」

飼いやすさの目安 ※5段階評価
お散歩が楽 5
初心者向き 5
友好的   3
お手入れのしやすさ 4
訓練のしやすさ 4

監修
ヤマザキ学園大学 講師 福山貴昭先生(危機管理学修士)

犬と暮らす

更新

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

新着記事

新着記事をもっと見る