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獣医師監修|安全なドッグフードとは?無添加がいいってホント?おすすめランキング10選

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大切な愛犬には安全で良質なドッグフードを与えたい――。今回は、ドッグフードの安全性や安全なドッグフードを選ぶポイントについて解説します。ドッグフードの人気ランキングや口コミ・レビュー・Q&Aもご紹介するので、ぜひ参考にしてください。

徳本 一義 先生

 獣医師
 有限会社ハーモニー代表取締役
 日本ペット栄養学会理事
 ペットフード協会新資格検定制度実行委員会委員長
 日本獣医生命科学大学非常勤講師
 帝京科学大学非常勤講師
 など

●資格:獣医師 経営学修士(MBA)

●所属:日本ペット栄養学会

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安全なドッグフードを選ぶポイント

まず初めに、ドッグフードの安全性について知っておきたい知識や、ドッグフードの選び方について解説します。

ドッグフードの安全性を守る「ペットフード安全法」について知る

日本で流通しているドッグフードの安全性は、「ペットフード安全法(正式名称:愛がん動物用飼料の安全性の確保に関する法律)」という法律によって守られています。
「ペットフード安全法」は、海外で起きたペットフードの有害物質混入による犬や猫の健康被害事件をきっかけに、2009年に日本で制定されました。

この法律では、安全なペットフード流通のための守るべき基準や規格が、国によって設けられてます。事業者はそれを守って製造・輸入・販売することが義務付けられているほか、同法で定められた基準・規格を満たしていないドッグフードは、国から廃棄・回収などを命令されるケースも。
日本で流通しているドッグフードは、すべてこの法律に従ったものになっているので、安心して愛犬にあったものを選んであげてください。

環境省のホームページでは、「ペットフード安全法」の全文のほか、あらましや正しいペットフードの与え方に関する資料など、飼い主さん向けの情報が掲載されています。

環境省_愛がん動物用飼料の安全性の確保に関する法律(ペットフード安全法)

事業者に義務付けられている表示基準・成分規格・製造方法の基準などについては、下記農林水産省のページが参考になるでしょう。

農林水産省_ペットフードの安全関係(ペットフード安全法 事業者のみなさま向けページ)

「ペットフード安全法」に関しては、下記の記事でもわかりやすく解説しています。

主食には「総合栄養食」のドッグフードを選ぶ

ドッグフードは目的別に、「総合栄養食」「間食」「療法食」「その他の目的食」に分類され、そのなかで犬の主食として推奨されているのが、「総合栄養食」と表示されているドッグフードです。

総合栄養食とは、そのフードと水を与えるだけで犬の栄養基準を満たし、表示された成長段階の健康を維持できるよう調整されたフードのことで、ペットフード公正取引協議会が定めた分析試験もしくは給与試験をクリアした製品のみが、「総合栄養食」の表記を認められています。

「総合栄養食」は客観的な栄養分析結果を保管しておくことが必須です。健康な犬の毎日の主食は、公正取引協議会が定めた「総合栄養食」から選ぶようにしてください。

愛犬の年齢や体型に合ったものを選ぶ

育ち盛りの子犬と成長が落ち着いた成犬では、体重あたりの必要なエネルギー量や栄養バランスが異なるため、ライフステージ(年齢や肥満などの生活状態、妊娠などの生理状態)に合ったものを選ぶことが大切です。

《ライフステージ別ドッグフード選びのポイント》
子犬少量で効率よく必要なエネルギーや栄養素を消化・吸収できること。
成犬栄養バランスを崩さずに肥満を防げること。
肥満傾向ダイエットには食事量を減らすのではなく、フード内のエネルギー量をコントロールすることで対応。
妊娠/授乳期母犬だけでなく子犬の分まで栄養が必要なので、専用のフードでたっぷり栄養を摂らせることが大切。
シニア犬食欲や消化・吸収能力が衰えるため、エネルギー効率がよいこと。

※肥満傾向、高齢期については総合栄養食の栄養基準がないので、各メーカーの考え方に基づいて開発されています。

摂取する栄養は、多くても少なくても愛犬の健康に悪影響を及ぼすため、かかりつけの獣医師などに相談しながら、適切なドッグフードを選んであげましょう。

愛犬の体質や健康状態に合ったものを選ぶ

どんなに良質なドッグフードであっても、愛犬の体質に合わない場合は、体調不良やアレルギー反応などを起こしてしまうことがあります。そのため、日々愛犬の様子を観察するのはもちろん、定期的に動物病院で健康診断を受けるなどして、愛犬の体質を正しく理解し、それに合ったドッグフードを選んであげてください。
愛犬の体質や健康状態によっては、以下のようなフードを与える場合もあるでしょう。

  • 機能性ドッグフード:特定の健康状態をサポートするために、栄養素などが調整されたフード
  • 犬種別ドッグフード:その犬種の体格や被毛の特徴、かかりやすい病気などに配慮して、栄養素が配合されたフード
  • 療法食:病気や健康状態の治療・回復を目的に栄養バランスが調整された、食事管理に使用されるドッグフード

ただし、療法食は特定の病気のときに与えるフードであるため、極端な栄養バランスになっていることがあり、健康な犬が食べるのには向いていないので、飼い主さんの判断で購入せず、必ず獣医師の指示に従って利用しましょう。

ドッグフードを選ぶ際に重要な、目的・ライフステージ・原材料・成分などの情報は、すべてフードのパッケージに記載されています。パッケージ表示の見方については下記の記事で詳しく解説しているので、ぜひご覧ください。

いぬのきもちアプリユーザーおすすめ!人気ドッグフードブランドランキング

いぬのきもちアプリでは、495名の飼い主さんを対象に「使ってよかったフードブランド」についてアンケートを実施しました(2021年1月~2月)。
ここではその結果をもとに作った人気フードブランドランキングや、飼い主さんの口コミ、実際に上位のフードを使用した比較体験レポートをご紹介します。ぜひ、愛犬のドッグフード選びの参考にしてみてくださいね。

1位 ロイヤルカナン(ロイヤルカナン ジャポン)

ロイヤルカナン BHN プードル 成犬用 3kg 希望小売価格 5,060円(税込) ※2022年3月の記事制作時
ロイヤルカナン BHN プードル 成犬用 3kg
ロイヤルカナン BHN プードル 成犬用 3kg

ロイヤルカナンは世界各地16カ所に工場がある、大手ペットフードメーカー。最先端の研究のもと、世界共通の製造工程で、どの工場でも安全で高品質なドッグフードを作っています。
犬種や健康状態などによって異なる栄養ニーズを満たすため、各製品に正確な量のビタミン、食物繊維、プレバイオティクス、ミネラル等を配合。テーラーメイドの栄養バランスで愛犬の健康をサポートします。

ロイヤルカナンの口コミ

「いろいろな状態にあわせて選べるので安心」(愛犬:りおんちゃん/プードル) 「病院で扱っていて、安心感があるから」(愛犬:さくらちゃん/ミックス) 「避妊手術後に動物病院からすすめられて」(愛犬:りんちゃん/ミニチュア・ダックスフンド) 「愛犬が飽きずに食べてくれるから」(愛犬:ルパンちゃん/シー・ズー)

ロイヤルカナンの比較レビュー

【ランキングでわかる】おすすめドッグフードの評価・評判の真実|獣医師監修

・体験したドッグフード:ロイヤルカナン『ミニ ライト ウェイト ケア(減量したい犬用 小型犬専用 10カ月齢以上)』
・体験期間:1カ月
・チワワ(4才オス)の体験談:
「1cm程度のドーナツ型の粒で、あごの小さいチワワでも食べやすそうでした。食いつきは抜群で、毎日あっという間に完食!
およそ1カ月食べさせた結果、ウンチの量やニオイが減る、毛にまとまりが出て毛並みがよくなるなどの変化を感じました。ウンチの量やニオイが減るのは、消化がよい証拠なのだとか。
皮膚が荒れたり体調を崩したりすることもなく、毎日安心して愛犬に与えることができましたし、増えやすい体重をしっかりとキープできたのもよかったです。」

2位 ニュートロ™ シュプレモ™(マースジャパン)

ニュートロジャパン シュプレモ 小型犬用 成犬用 小粒 3kg 価格3,950円(税込) ※2022年3月の記事制作時

ニュートロ シュプレモは、こだわりの自然素材と、最適な栄養バランスで愛犬の健康をサポートするフードブランド。10種類以上の厳選自然素材を最適にブレンドすることで、おいしさを引き出し、さらに栄養素としての働きを高め合う「ホリスティック・ブレンド製法」を採用しています。

ニュートロ™シュプレモ™/ニュートロ™ワイルドレシピ™の口コミ

「添加物が少なく、家計の負担にならないものを選択した」(愛犬:ソラちゃん/ポメラニアン) 「美味しそうに喜んで食べるから」(愛犬:どん太郎ちゃん/チワワ) 「種類が豊富だから」(愛犬:オスカーちゃん/ミニチュア・ダックスフンド) 「食いつきがよいと聞いたから」(愛犬:ナッツちゃん/ジャック・ラッセル・テリア)

ニュートロ™シュプレモ™/ニュートロ™ワイルドレシピ™の比較レビュー

【ランキングでわかる】おすすめドッグフードの評価・評判の真実|獣医師監修

・体験したドッグフード:ニュートロ シュプレモ 『超小型犬‐小型犬用 体重管理用』
・体験期間:1カ月
・チワワ(4才オス)の体験談:
「直径1cmくらいの平たい楕円形の粒。愛犬好みの味だったのか、食いつきはかなりよく、ゴハンの時間に少し興奮してしまうことも……。飼い主としては大変な面もありましたが、愛犬がうれしそうに食べている姿はとてもかわいかったです。
ロイヤルカナンのフードを与えていたときは毛にまとまりが出ましたが、こちらのフードは毛のボリュームが増えてフワフワになったよう。ウンチの量は若干増えたように感じました。」

3位 サイエンス・ダイエット™(日本ヒルズ・コルゲート)

ヒルズ サイエンス・ダイエット ドッグフード 小型犬用 成犬用 アダルト 1歳以上 チキン 3キログラム (x 1) 価格2,470円(税込) ※2022年3月の記事制作時

サイエンス・ダイエットは、チキン、ラム、サーモンなどの自然素材を使用し、高品質のたんぱく質や科学的に証明された抗酸化成分を配合したフードブランド。独自の厳しい基準でドッグフードを検査することで、安全で高品質なドッグフードを提供しています。

サイエンス・ダイエット™の口コミ

「獣医さんのおすすめで」(愛犬:コロちゃん/柴) 「コストパフォーマンスがよいから」(愛犬:ゆずちゃん/柴) 「ペットショップですすめられ購入したが、いつもしっかりと食べてくれるから」(愛犬:マロンちゃん/チワワ) 「太らなくなったので」(愛犬:モカちゃん/プードル)

サイエンス・ダイエット™の比較レビュー

【ランキングでわかる】おすすめドッグフードの評価・評判の真実|獣医師監修

・体験したドッグフ-ド:ヒルズのサイエンス・ダイエット™ ライト小型犬用 肥満傾向の成犬用 1歳~6歳
・体験期間:1カ月
・チワワ(4才オス)の体験談:
「直径5mmくらいの円形の粒で、これまで試したなかではもっともニオイを感じ、ややオイリーな印象も受けました。
食いつきはかなりよく、小粒で食べやすいため早食いが心配になることもありましたが、体重は少し減って全体的に引き締まった印象になりました。
こちらに切り替えてからは、フワフワだった毛にまとまりが出るように。また、ウンチのニオイがやや独特なものに変化したように感じます。」

4位 デビフ(デビフペット)

デビフ ささみ&レバーミンチ (150g×24缶) 《DOG》 価格4,800円(税込) ※2022年3月の記事制作時

デビフは「健康にいいこと」「おいしいこと」「選びやすいこと」「与えやすいこと」にこだわった国産のフードブランド。主食となる総合栄養食のほかにも、栄養補完食やスナックといった豊富なラインナップも魅力のひとつです。

5位 グラン・デリ®(ユニ・チャーム)

ユニ・チャーム グラン・デリ カリカリ仕立て 成犬用 彩り野菜入りセレクト 1.6kg 【×3】 価格4,750円(税込) ※2022年3月の記事制作時

ユニ・チャームのフードブランド「グラン・デリ」は、“素晴らしいごちそう”を指す造語から名づけられました。良質な素材を使い、味・食感・栄養バランスすべてにこだわった、彩りのよいフードを提供しています。

6位 アカナ(アカナファミリージャパン)

ACANA(アカナ) アダルトドッグレシピ 6kg 価格9,504円(税込) ※2022年3月の記事制作時

四半世紀以上の歴史をもつペットフードメーカーです。カナダの新鮮な原材料を使用して、Biologically Appropriate™ (生物学的に適正)なドッグ・キャットフードを製造しています。

7位 ブッチ(ブッチ・ジャパン)

ブッチ 800g お試し3本セット 価格4,980円(税込) ※2022年3月の記事制作時

「おいしくて健康なごはん」をコンセプトに開発された、フィルムタイプのウエットフード。素材本来の味と栄養素を生かし、生肉に近い水分含有度に調整されています。

8位 ユーカヌバ(ロイヤルカナン ジャポン)

ユーカヌバ アダルトラム&ライス 全犬種用 2.7kg 価格3,120円(税込) ※2022年3月の記事制作時

ユーカヌバは、ライフステージや体のサイズ、活動量などに応じて、犬の健やかな体をサポートするプレミアムフードブランドです。原材料や製造工程などに厳格な管理基準を設けて、安心・安全・高品質なドッグフードを提供しています。

9位 愛犬元気(ユニ・チャーム)

ユニ・チャーム(株) 愛犬元気 全段階 ビーフ・野菜・小魚 6.0kg 価格2,680円(税込) ※2022年3月の記事制作時

「愛犬元気」は、おいしさと栄養バランスを考えたフードブランドです。ライフステージや愛犬の健康状態に応じて、多彩な商品ラインアップを取り揃えています。

10位 シーザー®(マースジャパン)

シーザー 成犬用 吟選ビーフ 100g×24個 (まとめ買い) [ドッグフード・ウェット] 価格3,269円(税込) ※2022年3月の記事制作時

トレイや缶詰、パウチなど、さまざまなタイプのウエットフードを展開しているフードブランド。高い品質と豊富なラインアップで、すべてのライフステージの犬に安心して与えることができるでしょう。

人気ランキングや口コミ・レビューについてもっと詳しく知りたいかたは、以下の記事も読んでみてくださいね。

【ランキングでわかる】おすすめドッグフードの評価・評判の真実|獣医師監修

ドッグフードの安全性や選び方に関するFAQ

飼い主さんからは、ドッグフードの安全性や選び方について、さまざまな疑問が寄せられています。ここでは、疑問をいくつかピックアップしてご紹介します。

無添加ドッグフードのほうが安全なの?

ドッグフードは栄養の塊なので、何も入れない状態だと、酸化や微生物の繁殖が急激に進んでしまいます。そのため、酸化を抑える酸化防止剤や、微生物やカビの繁殖を防ぐ保存料といった添加物が使用されているのです。

“添加物=健康に悪い”というイメージがあるかたもいるかもしれませんが、ドッグフードに使用されている添加物は、犬の健康に影響を及ぼさないもの、あるいは毎日食べても犬の健康に影響を与えないと科学的に証明された量しか使用することができないと「ペットフード安全法」により定められています。添加物を使用しているからといって、そのドッグフードの品質や安全性が劣ることは一切ありませんので、安心してください。

ドッグフード選びにおいて大切なのは栄養バランスなので、無添加ドッグフードにこだわる必要はないでしょう。もし気になる場合は、缶詰やレトルトパウチなどウエットタイプの総合栄養食から選択するという手も。ウエットフードは、使い切りで未開封であれば酸素に触れることがないので、酸化防止剤や保存料が使われていない製品が多くあります。

「ナチュラル」「オーガニック」なドッグフードのほうがいいの?

「ナチュラル」とは、「ペットフードの表示に関する公正競争規約」によって、化学的に合成された原材料や着色料が含まれていないドッグフードに記載が許されている表現です。一方の「オーガニック」は、最小限の農薬を使用した原材料を用いた食品を指す言葉ですが、日本のドッグフードには基準が定められていません。

繰り返しになりますが、添加物は毎日食べたとしても健康被害が起きないよう使用できる量が定められています。また、日本国内で人の食品やペットフードで残留農薬が問題となった健康被害は知られていません。
「ナチュラル」や「オーガニック」と表記されたドッグフードのほうが健康面に優位というわけではなく、栄養バランスを保証するものでもないため、素材にこだわりたいなど、飼い主さんの好みの問題の範疇といえるでしょう。

国産と外国産でドッグフードの安全性に違いはある?

「ペットフード安全法」によって、国内で流通するすべてのドッグフードの安全性が確保されているため、産地によって品質や安全性の優劣をつけることはできません。
この法律によって定められた基準に合わない製品は、製造・輸入・販売ともに禁止されているため、それが遵守されていれば国産・外国産問わず安全なフードといえます。

「安い」「コスパのいい」ドッグフードでも安全?

ときどき、「市販の安いドッグフードには、危険な原材料が使われているのでは?」といった声も聞かれます。世の中には数多くのドッグフードが出回っており、価格や使われている原材料の種類もさまざまなので、飼い主さんは「どれが一番安全なのか」と不安になってしまうこともあるでしょう。
しかし、上述の「ペットフード安全法」が守られている限り、日本で危険なドッグフードが出回ることはありません。ドッグフード選びにおいて重要なのは栄養バランスですので、価格にとらわれず愛犬の年齢や体質などに合ったものを見つけてあげることが大切です。

原材料名の最初に「○○肉」と書かれているものを選んだほうがいい?

ドッグフードの原材料名は、重量の割合の大きいものから記載する決まりです。しかし、消化がよくアミノ酸バランスがよいタンパク質であれば、摂取量は少なくても問題ありません。また、タンパク質を消化すると20種類のアミノ酸になりますが、一つ一つのアミノ酸は、動物由来であっても植物由来であっても全く同じものです。必要な栄養素が得られれば、動物性・植物性、どの原材料のドッグフードを選んだとしても問題ありません。
(ただし、アミノ酸誘導体であるタウリンは、猫にとっての必須栄養素であり、動物性の原料からしか得られません。)

また、動物性の栄養素を肉や魚など複数の原材料から確保している場合は、一つ一つの素材の使用量が少なくなるため、ほかの原材料より後に記載されることになります。本当に大切なのは、犬の健康に必要な栄養バランス。原材料表示の順番ばかりに振り回されてはいけません。

「チキンミール」「ミートミール」は危険って本当?

チキンミールは鶏肉を、ミートミールは牛や豚などの肉を粉末状にしたものです。一部では、「原材料に何が含まれているかわからない」などと不安視する声もありますが、「ペットフード安全法」に則り、安全性が確認されたもののみを使用しているため、不安に思う必要はありません。

それどころか、乾燥させて粉末状にすることで加工しやすくなったり、重量あたりの栄養価が高くなったりするなど、さまざまなメリットが生まれることもあるのです。

「グレインフリー」「グルテンフリー」のフードのほうが健康にいい?

「グレインフリー」とは、原材料に穀物全般を使用していないことを指す言葉で、「グルテンフリー」とは、麦類に含まれるたんぱく質の一種「グルテン」を含まない食品、もしくは麦類を避ける食習慣を指して使われている言葉です。

野生時代の犬は穀類を食べていなかったことから、「犬に穀類を与えてはいけない」と考えるかたもいるようですが、ドッグフードに使用されている穀類は、加熱調理によって消化性が高められているので、犬に与えても問題ありません。
むしろ、穀類を用いることで、犬種や健康状態に応じて栄養バランスの細やかな調整をすることができるのです。

そのため、「グレインフリー」「グルテンフリー」のフードは、穀物やグルテンにアレルギーがある犬以外には特にメリットがないといえます。

犬種別ドッグフードを選んだほうがいい?

前述した通り、犬種別ドッグフードはその犬種の身体的特徴や、かかりやすい病気などの傾向に配慮して栄養バランスが調整されたドッグフードです。そのため、愛犬に犬種特有のトラブルが起こっている場合には選ぶのもひとつの手でしょう。

ただし、どの観点に配慮するかは各メーカーによって異なるため、同じ犬種用のフードでもさまざまな種類があります。また、同じ犬種でも体質などの個体差があるので、獣医師に相談したうえで、愛犬の状態に合ったものを選ぶようにしましょう。

ウエットフードとドライフードはどちらが安全?

ドッグフードには、ウエットタイプやドライタイプなど、食感によって種類があります。それぞれに以下のような特徴やメリット・デメリットがあるので、愛犬の健康状態や好みなどに合わせて、適宜選んであげるといいでしょう。

ウエットフードの特徴ドライフードの特徴
・水分含有量が80%前後あり、食事と水分補給が同時にできる
・量が多いので満腹感が得やすい
・食欲が落ちているときでも食べやすい
・一度開封すると保存がきかない
・総合栄養食でない製品も多い など
・水分が少ないので保存がきく
・比較的安価なものが多い
・少量でも効率よく必要な栄養がとれる
・機能性の幅が広く選べる種類が豊富
・総合栄養食がほとんど など

手作りドッグフードのほうが安全で健康にいい?

手作りドッグフードのみを与えて、犬に必要な1日の栄養素をまかなうのは、かなりの知識と労力が必要です。そのため、手作りドッグフードで市販のドッグフードに比べ、安全で栄養バランスに優れているものを与えるのは非常に難しいことです。
手作りのドッグフードは、愛犬のお誕生日など、“たまのお楽しみ” としておやつ程度に与えることをおすすめします。または、総合栄養食を主食とし、1日の食事のうち20%以内程度を与えるのもOKです。

愛犬に合ったドッグフードを選ぶことが大切!

ドッグフードは、愛犬の体をつくる原料になる重要なもの。味の好みなどは犬も表現できますが、ドッグフードの安全性や体質に合っているかどうかは、飼い主さんが判断してあげなければなりません。
愛犬がより健康に暮らせるように、栄養面や原材料をしっかり確認したうえで、愛犬の健康状態や好みに合ったドッグフードを選んであげることが大切です。

以下の記事でもドッグフードについて詳しく解説していますので、あわせて参考にしてみてくださいね。

【ランキングでわかる】おすすめドッグフードの評価・評判の真実|獣医師監修

ランキング/2021年1月~2月「いぬのきもちアプリ」内調査(回答者数 495人)
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監修/徳本一義先生(有限会社ハーモニー代表取締役)

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